目次
近代科学の導入とセレンディピティー
第1部 無機分析化学と物理化学(新元素ニッポニウムと小川正孝;低温科学を創めた青山新一;未知の核分裂に向き合った木村健二郎;天然原子炉の予言者―黒田和夫;ゴーシュ回転異性体の発見―水島三一郎の先見性;フロンティア電子と化学反応―福井謙一のノーベル賞への道)
第2部 有機化学と生化学関連・高分子化学(日本の象徴うるしから有機化学の基礎作り―眞島利行の奮闘;紅花の女性化学者 黒田チカ;七員環で世界に先駆けた野副鐵男;ビタミンの発見者―鈴木梅太郎;苦学生から一流の科学者へ―赤堀四郎の人生行路;ビニロン、日本で開発された繊維と桜田一郎)
終わりからの展望
著者等紹介
吉原賢二[ヨシハラケンジ]
東北大学名誉教授。1929年新潟市に生まれる。1953年東北大学理学部化学教室卒業。1954年電気試験所(通商産業省)に入所。1957年日本原子力研究所に入所。1968年東北大学理学部助教授。1982年同教授。1993年定年退官。この間、ドイツ・カールスルーエ原子核研究センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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