目次
第1章 文学的形象化の論理(物語と死―ゲーテの小説における語りの技法をめぐって;ゲーテの『ファウスト』試論―その求覓の精神をめぐって ほか)
第2章 多元的世界のなかのドイツ文学(ゾフィー・フォン・ラロッシュ『シュテルンハイム嬢の物語』―イギリス礼賛と女性教育・結婚をめぐって;入植牧師A.W.フーペルとかれをめぐる作家たち―18世紀ロシア領リヴォニアに見るドイツ啓蒙の一断面 ほか)
第3章 人間形成の論理(神性への道―シラーの人間形成論をめぐって;「行」の人間形成的意義―道元思想を手掛かりに ほか)
第4章 多元的文化の諸相(多元的同一性としてのビート世代と知識人;直感的悟性を生きるとはどういうことか―“反省的判断力の問題系”とヘーゲル・序 ほか)
第5章 芸術と自然の間―文化論的考察(Das d¨amonische Fernrohr.―Notizen zu einem unbekannten Goethe‐Text;Gott in der Natur,die Natur in Gott Zu Goethes Naturbegriff ほか)