感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さなだ
8
図書館 指定管理者になったNPO法人さんの活動について。実践マニュアルがよかったです! 指定管理になってうまく(やって)いける図書館もあれば、そうでないとこもあるんだよなあ…。2011/08/31
すくすく
7
今月の新刊新書「小さなまちの奇跡の図書館」の引用元の図書が気になり読了。公共図書館司書への固定観念をガラガラと崩してくれた。NPO法人が指定管理者制度で図書館を運営する金銭面での苦労は計り知れないが、資金がなくても知恵と工夫と情熱で勝負する司書さん達の創意工夫が詰まった本。仕様書にない(つまり手弁当になる)出張おはなし会を小中学校や老人施設で開催したり、壁面飾りをボランティアさんを巻き込んで毎月変えたり、子どもたちにイケてる図書館だと思ってもらえる展示の工夫をしたり。頭が下がるばかり2023/01/30
はなびや
6
『小さなまちの軌跡の図書館』で紹介されている指宿市の図書館の実践録。指宿市、もっと予算出してあげてくださいとどうしても思ってしまう。個人の努力や、住民の人たちの善意に頼っているばかりじゃ、公立図書館は守れないところまできていると思うのだけど。実践や巻き込む力はすごいと思う。2023/10/28
スイ
6
指宿市図書館を運営するNPO法人そらまめの会の本。 指定管理者制度によって運営者となるまで、運営し始めてからのことが、とてもわかりやすく、愛と熱を込めて語られている。 図書館が大好きな利用者としてももちろんグッとくるのだけど、働くこと、人と関わることなど、職業を超えて胸がいっぱいになる一冊だった。2018/11/14
西澤 隆
5
邪魔するものがたくさんある中「こんな敵もあんな敵みんなやっつけて実現してきた私たち」という感じではなく、しんどいけれども「こんな図書館なら楽しい」にむかって右往左往しながらどんどん進んでいくそのポジティブな手触りに読んでいてどんどんにこにこしてきてしまいました。駄目なところに文句言ってもなにもかわらない。自分たちでどんどんやっちゃった方が転がるんだよな。だからこれを読んで地元の図書館とのちがいを嘆いて文句言うよりは、どんなふうに図書館に関わっていけるのかを考えるほうがずっと変化は近づくはず。元気出ますよ。2013/10/25