内容説明
化粧品業界一筋に60年。日米メーカーの幹部として、華やかに、そしていつも前向きに生き切った見事なキャリア人生!
目次
戦前、戦中、戦後の混乱の中で―自立した女性になろう
マーロン・ブランドのこと―オスカー俳優からの手紙
結婚とマックスファクター
名門コティ―マーケティングを学ぶ
離婚、渡米、エスティローダー―人生の再スタート
日本の資生堂を世界のSHISEIDOに
全米初の販売プロ養成スクール設立―再婚と充実した日々
新天地レブロンジャパン―日本へ単身赴任
イタリアの高級ブランドボルゲーゼ―日本で立ち上げに成功
再びマックスファクター、そしてオルラーヌ
エル・インターナショナル―海外化粧品の専門商社設立
最後は業界のために働きたい
著者等紹介
リスター,レイコ・B.[リスター,レイコB.]
1934年東京生まれ。専門学校で英語力を磨き、モデル・女優業などを経て23歳でアメリカの軍人と結婚。一女に恵まれるが、社交三昧の生活に疑問を感じ、26歳で翻訳スタッフとしてマックスファクター日本支社に入社。女性の幹部教育を米国本社に提案すると、その責任者に抜擢される。ファイザーのコティ事業部に招かれ、当時日本で唯一の女性マーケティング部門責任者となる。1969年、人生の再出発を決意して単身渡米後、離婚。エスティローダー勤務の後、資生堂アメリカに美容部長としてスカウトされ、全米を飛び回る。その後、シカゴにて化粧品販売のプロを養成する学校を立ち上げる。1974年、レブロン本社から日本に単身赴任。高級化粧品ボルゲーゼ事業を成功させる。マックスファクター社からフランスの伝統ブランド「オルラーヌ」を日本に導入する責任者にと要請され、43歳でオルラーヌ・ジャポン社長に就任。日本初の女性外資系企業社長となる。親会社の経営難により日本撤退の危機になると、45歳で化粧品専門商社エル・インターナショナルを設立し、「オルラーヌ」事業を継続。日本輸入化粧品協会理事長などを歴任。1982年には東京スチュワーデス専門学院の設立にも携わり、20年間学院長を務める。2001年世界優秀女性起業家賞、2002年フランス国家功労勲章「シュヴァリエ」、2003年日刊工業新聞社「女性経営者賞」などを受賞。80歳を過ぎて化粧品業界の第一線を退く。2021年2月、病没(86歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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