東アジアの弾圧・抑圧を考える―19世紀から現代まで日本・中国・台湾

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東アジアの弾圧・抑圧を考える―19世紀から現代まで日本・中国・台湾

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  • サイズ 46判/ページ数 512p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861106699
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0020

内容説明

権力者はその秩序を維持せんとするとき、いかなる方途で異端者を弾圧・抑圧するのか。弾圧・抑圧される者は、いかに耐え、抗うのか。言論取り締まり、追放、補縛、暗殺など、権力闘争の渦中に生きた人々の営為を明らかにする挑戦的論集。「蛮社の獄」から台湾民主化まで。

目次

第1部 幕末維新期の日本(小関三英と蛮社の獄―学問観と政治意識の変容過程から;「蛮社の獄」による弾圧の影響―高野長英と宇和島藩の海防政策について;文久~慶応期における土佐勤王党への弾圧とその壊滅―幕末維新期における「国事周旋」の一側面;江戸末期の暗殺と明治の弾圧の言説析―「国体」「売国」「国賊」「大逆」)
第2部 近現代の日本(明治期の「共和」言説と言論弾圧―「五箇条の誓文」から「共和演説」まで;国家による私学抑圧 明治三五年哲学館事件の深層―新潟県の名望家高橋九郎宛て政界実力者石黒忠悳の書簡から;明治三五年の教科書疑獄事件と中国渡航日本人教育者の動向―永江正直をたどって;「蝦夷共和国」説の形成と展開―近現代における「俗説」形成史の一例として)
第3部 近現代中国と台湾・少数民族(一八世紀~一九世紀中国絵画にみる権力の象徴―西洋的な視座から;清朝における言論統制と弾圧―『三言二拍』の展開を中心に;文字改革運動の背景にみる章炳麟と弾圧―台湾亡命と「駁中國用萬國新語説」;重層植民としての台湾―二・二八事件と台湾の民主化運動と多言語主義;中国における少数民族への言語政策―保護なのか弾圧なのか;外省人が来た道―眷村から見た台湾現代史)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

20
明治政府による言論・学問弾圧、中国における少数民族への言語政策、台湾のニ・ニ八事件等、東アジアにおける弾圧・抑圧に関する14本の論文で構成されている。注目したのは濱口論文の「「蝦夷共和国」説の形成と展開」。近年の多くの研究では榎本武揚政権の蝦夷共和国は俗説とみなしているが、この俗説の流布が歴史家によってなされてきた経緯を明らかにしている。確かに榎本政権を共和国として評価するのはその実態から見て無理があるが、他方で、歴史家が見果てぬ夢を追い求めてしまったという、なんとも言えない深い味わいが感じられる。2020/12/11

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