内容説明
ふたりづれのかめがぼうしをみつけました。でもぼうしはひとつだけ…。ぼうしをふたりともかぶることができるでしょうか。『どこいったん』、『ちがうねん』につづく、ジョン・クラッセンのぼうしをめぐるクールな絵本、3冊目。
著者等紹介
クラッセン,ジョン[クラッセン,ジョン] [Klassen,Jon]
1981年カナダ・オンタリオ州ナイアガラフォール生まれ。はじめて文と絵を手がけた絵本『どこいったん(I WANT MY HAT BACK)』は、2011年ニューヨーク・タイムズベストセラー、ドクター・スース賞オナー賞などを受賞。第二作『ちがうねん(THIS IS NOT MY HAT)』は2013年コールデコット賞(アメリカ)、2014年ケイト・グリーナウェイ賞(イギリス)をダブル受賞し、絵本史上初の快挙を成し遂げた
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年大阪府藤井寺市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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馨
246
絵本。関西弁絵本のシリーズ。カメ2匹の表情が可愛い。ストーリーもカメ2匹がお互いを思いやって、1つしかない帽子のことを忘れたり、良い話でした。帽子を名残惜しそうに見つめる目や、眠るカメの絵が可愛い。相変わらずの関西弁も最高でした。2017/09/03
しんごろ
167
ジョン・クラッセンの帽子シリーズ第3弾!これまた想像をかき立てられるね。それにしても、関西弁がまたしても何とも…。切ないというか…。そして、また脳内には上田正樹の『悲しい色やねん』が流れてきた。2021/07/31
紫 綺
161
二匹のカメが一つの帽子を見つけた。二人ともその帽子が似合うと思うし、欲しいと思った。さてさてどうなることやら、結末が楽しい♪「どこいったん」「ちがうねん」に続く3作目。2017/03/19
mincharos
147
シリーズ第三弾!優しいラストでほっこり~。いやでも、ちょっとどこかにブラックを仕込んでて欲しいと寂しくなったのは私だけ?笑 何かをどうしようもなく欲しくなって、周りのものが見えなくなるくらい欲しくなって、その結果本当に大事なものを失ってしまうことってよくあるよね。そうならなくてよかった。ちゃんと大事なものを大事にできたカメさんたちは偉かったね。2017/12/17
KAZOO
145
私にとってはクラッセンの2冊目の絵本です。「どこいったん」は読んでいますが「ちがうねん」は未読です。関西弁の題名が愉快ですね。それと絵も単色系で非常に素朴な味わいがあります。カメ2匹が落ちている一つの帽子が気になって・・・。楽しい話であまり言葉はないのですがカメのそれぞれの心の中を空想してみるのもいいですね。2018/02/22