出版社内容情報
近代日本における「食料の地理学」の系譜と、戦前の日本の食料供給の一翼を担ったフードチェーンの海外展開、及びその構築を論じた。
荒木一視[アラキヒトシ]
著・文・その他
目次
第1部 食料の地理学の系譜(食料の安定供給と地理学―その海外依存の学史的検討;1940年代の地理学における食料研究―いかにして食料資源を確保するのか)
第2部 戦前の日本をめぐるフードチェーン(戦前の日本の食品企業の海外展開―多様なフードチェーンの構築;新義州税関資料からみた戦前の朝鮮・満洲間粟貿易―日本の食料供給システムの一断面;工業統計表と台湾貿易四十年表からみた戦前の台湾における日本食品―海外市場進出と受容の推計)
補論 『経済地理学文献総覧』にみる戦前の経済地理学の枠組みと研究動向(戦前の経済地理学と『経済地理学文献総覧』;目次項目からみた戦前における経済地理学の枠組み;まとめ)
著者等紹介
荒木一視[アラキヒトシ]
山口大学教育学部教授。専門分野、経済地理学。1964年和歌山県生まれ。旭川大学講師、助教授、山口大学助教授、准教授を経て現職。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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