出版社内容情報
人との距離が近すぎると、見なくてもいい相手の「欠点」や「わがまま」「無理解」「無神経」などが見えてしまいます。相手との距離を縮めすぎると、時として相手の心に踏み込むことにもなり、相手には「うっとうしい」「大きなお世話だ」という気分を起こさせたりもします。
人と人との関係には「ほどよい距離」というものがあります。相手を少し離れて見ることで、その人のいいところ、悪いところといった、その人の全体が見えるものです。近すぎず、離れすぎず。そういう距離こそが人間関係を良好にできて、いい関係を持続させることができるのです。
「ほどよい距離」をとっていることで、「好き」「いい感じ」「いい人」でいられて、「嫌い」「めんどうくさい」「いやな人」にならないのです。
本書では、「人とはちょっと離れてみる」発想をもつこと、そうすることで「相手のことがよりよく見える」「いい関係が保てる」という、人間関係がうまくいく「ほどよい距離」について、精神科医の和田秀樹先生が具体的に解説します。この「ほどよい距離」のとり方は、親子間、夫婦間、恋人同士、会社の同僚や上司、隣人など、「人とつきあう」あらゆる関係に通じています。
目次
プロローグ いい人間関係は「ほどよい距離」がつくります
第1章 「近づくほどわかり合える」のウソ
第2章 嫌いな人がいなくなる「ほどよい距離」があります
第3章 恋も友情も「くっつきすぎ」は壊れやすい
第4章 人と人、少し離れると素顔が見えてきます
第5章 ゆるやかで自由な関係ですべてがうまくいく
第6章 離れていても「温かさを感じさせる人」ってどんな人?
エピローグ 「孤独」は自分を豊かにします
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。国際医療福祉大学心理学科教授。和田秀樹こころと体のクリニック院長。一橋大学経済学部非常勤講師。川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Jas
学び舎くるみ
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