出版社内容情報
感情が激して収まらない。いいたいことがいえなくてモヤモヤする。不満や不機嫌にとらわれる。そういうことは日常だれにでも起こります。そんな不快な感情を上手にコントロールするコツは、まず、その感情を持ち続けることが自分にとって「損」か「得」か、と考えることです。
この不快な感情は自分にとって、損か得か。それを考えればいいのだとわかると、怒りやいらだちの感情をひとまずやり過ごせるようになります。損か得かと割り切って考えるということは、気持ちやこころをコントロールすることで有効なのです。自分のこころの内側を見直すことができ、重たい感情やイライラや怒り、悩み、コンプレックスなど、イヤな感情をうまく収めることができます。結果として、対人関係も上手くいきます。
感情を、「損」か「得」かというフィルターを通して考えて、自分を客観的に見る。そういう「大人の感情コントロール法」を本書で紹介します。もちろん、怒ってもいいときもあります。そういう場合も紹介しています。
内容説明
「短気は損気」と肝に銘じておこう、マイナス感情から早く抜け出す方法、相手に言い勝っても得にはならない、朗らかな気持ちが人生を後押しする、大人の知恵が人間関係を変えていく―怒らないコツ。
目次
プロローグ ここで怒るのは「損か得か」と考える
第1章 つねに感情の損得を考えよう
第2章 損したことより得したことをカウントする
第3章 「損したくない」と思うと感情は悪化する
第4章 感情はプラスとマイナスをくり返す
第5章 「損な性格」でも得することがある!
第6章 「感情の整理」が上手くなる大人の知恵
第7章 感情を解放し気持ちよく生きる
エピローグ 感情が人生を後押ししてくれる
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、精神科医。国際医療福祉大学心理学科教授。和田秀樹こころと体のクリニック院長。一橋大学経済学部非常勤講師。川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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