出版社内容情報
高齢になることへの不安はだれにでもあります。その不安は健康に対するものが一番大きいでしょう。歳を取ると、脳も体の他の部分と同じように老化していきます。人は85歳という年齢をすぎれば、半分程度の人に認知症の症状が現れてきます。人は高齢になればボケは避けられないといえるのです。しかし、認知症の進行には個人差があるし、認知症になっても周りから愛され、長生きもできます。たとえボケたとしても、人生を最後まで幸せに生きることはできるのです。本書では、「高齢になると人はボケる」という前提に立ち、たとえボケたとしても最後まで幸せに生きられることを、高齢者専門の精神科医として長年実践してきた著者が説いていきます。認知症はだれにでも起こりうる老化の自然な姿です。そのことを素直に受け入れ、「ボケてもいい、幸せな人生で終わりたい」という気持ちになったとき、自分が高齢になることへの大きな不安が消えるはずです。
目次
プロローグ 老いて幸せなら、人生それでよし
第1章 ボケは幸せの「お迎え」かもしれない
第2章 「できることをやる・できないことは頼る」でいい
第3章 「ボケ老人」より不幸な「うつ老人」
第4章 あなたの身近なボケを愛すること―いまからできること(1)
第5章 気楽に教えてもらう、助けてもらう―いまからできること(2)
第6章 楽しみの種を蒔いておこう―いまからできること(3)
エピローグ ボケると「新しい力」がついてきます
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、精神科医。国際医療福祉大学大学院教授。和田秀樹こころと体のクリニック院長。一橋大学経済学部非常勤講師。川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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