魔がさす年頃

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860814489
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

著者の人生、いつも「つい魔がさしたとき」が次のステップになった。「不良定年」その後の人生全開的日々実録。

目次

序章 魔がさす年頃
第1章 魔がさす気配
第2章 いらいら
第3章 自律神経出張中
第4章 蝉時雨

著者等紹介

嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年東京生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。『悪党芭蕉』で泉鏡花文学賞、読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくのみ

10
70歳でも、妄想と好奇心にあふれた生き方をつらぬく、これは見習いたい。 「四十惑々、五十放蕩、六十耳鳴り、七十道楽…欲望のままに生きてモーロク」「『千の風になって』が嫌いだ」、「相田みつをはおぞましい」、 「サンデル教授は『巧言令色少なし仁』」と両断する筆者。 甘粕を映画化したいという篠田監督の話、ジョブズの本と『徒然草』の共通点、独特の視線が並ぶ。「状況無くして自由はないし、自由無くして遊びもない。」そういうことか。 2014/05/07

ミッチ

3
人間、いつのまにか、楽な現状に身をゆだねてしまう。新しいことにチャレンジせずに日を過ごしてしまう。そんな日常に対するシグナルが「つい魔がさす」ときという。つい魔がさしてと使われる言葉ですが、嵐山氏はつい魔がさしたときがチャンスで、それが次のステップになったと説いている。著者にとって「魔」とは、酒、競輪、競馬、等のギャンブル。山の湯、古書耽溺、句会、自転車旅、廃線めぐり、浮世絵、芭蕉、秘密の隠れ家……。それらにまつわる嵐山独特の罵詈雑言を交えての体験談。読んでいて辟易する箇所は適当に飛ばし読みしました。2016/05/08

ターさん

1
嵐山氏から、これからの人生の指針を教示してもらっている。著書に接する度になるほどと唸る。「人間はもともと魔がさすようにできていて、これは防ぎようがなく、人間が生きていくことじたいが魔がさしているのです」自身の数々の魔がさしたあの瞬間を思い出す。今となっては、全て受け止めるしかないのである。「人間、ふと魔がさすうちが花なのです」今後、何回魔がさすのだろうか。そんな時でも、「今が一番!」と思えれば最高だろうに。多摩蘭坂って本当に実在するのだと、初めて知った。久し振りに吉田兼好の『徒然草』を読みたくなってきた。2021/06/07

桐葉

1
以前読んだ芭蕉の話がすごく迫力があったので魔がさして読んでみた。どうもワインを飲みながら原稿をかいているらしい。不良70歳健在である。2020/09/30

これでいいのだ@ヘタレ女王

1
相田みつおをバッサリ斬った話に笑え、思わず同意してしまいました

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