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昭和と日本人 失敗の本質

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  • サイズ B40判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784860813932
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「語り継ぐ現代史」の第一人者による実感的歴史巷談

なぜ戦争に突入したのか?なぜ破れたのか?

●大日本帝国の戦争目的とは
●海軍は本当に「善玉」だったのか
●知られざる東条暗殺計画
●「最後の聖戦」が訴えたもの
●敗戦と日本人。「どうせ」「いっそ」「せめて」他


[目次]

第1章 大日本帝国の戦争目的
第2章 「大艦巨砲」よ、さらば!
第3章 「最後の聖断」が訴えたもの
あとがき

内容説明

なぜ、日本はあの戦争に突き進んでしまったのか?歴史探偵の原点。

目次

第1章 大日本帝国の戦争目的(新聞がリードした開戦への道―伊藤正徳主筆「時事新報」の抵抗;吉田茂の対中国強硬論;大日本帝国の戦争目的―日清・日露戦争の開戦の詔書から落とされたもの;山本五十六が恐れた「衆愚」集団主義;「太平洋戦争ってナーニ?」―歴史は面白い)
第2章 「大艦巨砲」よ、さらば!(ノモンハン事件症候群―南進・対米戦争への道;ルーズベルトの甘い言葉―むなしかった日米首脳会談;海軍は「善玉」なるか?―軍縮なんかクソ喰らえ;「大艦巨砲」よ、さらば!―無用となった戦艦七十九隻;墓標一万六千里―五隻の潜水艦;知られざると東条暗殺計画)
第3章 「最後の聖断」が訴えたもの(歴史の中の長岡空襲と新潟;幻のソ連の「日本本土侵攻計画」;「天皇制を残さなくてはならない」―米国務次官・グルーの見識;スターリンが決断した「シベリア抑留」;「最後の聖断」が訴えたもの;敗戦と「どうせ」「いっそ」「せめて」―日本的ということ;敗戦への道と鈴木貫太郎)

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、『ノモンハンの夏』で山本七平賞、『昭和史1926‐1945』『昭和史戦後篇1945‐1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

り こ む ん

39
いかに驕り、無知だったか…開国したとはいえ…まだまだひよっこの国だったのにね…日本は世界を知る人間が少なすぎた。今現在はどうだろうか?世界を知る人間はたくさんいるけれど、今度は歴史を知らない人間が増えたような気がする。日本は歴史を持たない…そんな話が本の中でも有ったのが痛い。敗戦の時から日本は歴史を失った。だから曖昧のまま…確かに、まわりの若い子の近代史の欠如は恐ろしく感じる…また無知なひよっこに舞い戻り、同じ過ちをしないことを願わずにはいられない。2016/08/21

RED FOX

6
第一章「大日本帝国の戦争目的」。第二章「大鑑巨砲よさらば」。第三章「最後の聖断が訴えたもの」。歴史探偵・半藤さんが、止まらない日本人達にツッコむ。8.15に終戦せず本土決戦を選んでいたら・・・分割された日本のIFが哀しい。2014/05/14

Riopapa

2
もし,ソ連の分割案を連合国側がのんでいたら,今の朝鮮半島のように日本もなっていただろう。その悲劇が回避できたことについては,アメリカ駐ソ大使のハリマンには感謝しなければならないか。それにしても,日本の外交ベタは当時から変わらない。人が良すぎるのか。2013/03/01

マナティ51

1
知らないことが多すぎます。教えてもらってないというのは逃げですね。求めればたいてい読むことができる社会なんだから。2016/01/27

kentake

1
スターリンの大戦略や、終戦前後のエピソードなどが面白い。著者が何度も書いているが、歴史にIFはないものの、日本が東西に分割されていたら戦後の復興もあり得なかったのではないだろうか。2012/12/04

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