目次
第1部 漱石(「菫程な小さき人に生れたし」;鶴のイメージ;行徳の俎の意味;明治の青春―子規と漱石;松山中学・夏目金之助先生;草枕の那美さん;ほんとうは面白かった漱石先生;父は永遠に悲壮なるか―漱石と勝小吉;松根東洋城のこと;私の選んだ「漱石」文庫―『漱石書簡集』『坊っちゃん』『漱石文明論集』)
第2部 漱石と文人たち(文人たちの短歌―漱石・芥川・林芙美子;花と文人たち;若き血潮の青春譜。旧制高校人国記)
第3部 明治、光と影(明治、光と影。漱石とその時代;無邪気な万歳;出っ歯の亀さんと漱石;「国運を賭けた談判」―小村寿太郎と日露講和会議;「ポーツマスの旗手」を抜擢した“カミソリ”の眼力―小村寿太郎と陸奥宗光)
付録 戯曲「夢・草枕」
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、『ノモンハンの夏』で山本七平賞、『昭和史1926‐1945』『昭和史 戦後篇1945‐1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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