目次
第1部 法学(児童福祉法下の家事事件手続と子どもの意見表明権;養子制度における連れ子養子縁組の位置づけ;中国における児童虐待の法的対応とその課題;虐待通告に対応する児童の安全確認の法制度の考察;医療ネグレクトと「子どもの代理人」;朝鮮高校の無償化と「不当な支配」;児童福祉法の基本構造と民法)
第2部 福祉(対話とそだちあいの教育福祉;アロペアレンティングの視点からみた子ども虐待防止における在宅支援;子ども虐待対応における介入と支援の機能分化に関する試論;韓国のベビーボックスに関する一考察―相談機能と匿名性の共存が示す子ども家庭福祉の課題;「学校福祉」の意義と現代的課題―小川利夫の「『教育福祉』問題の関連構造」に着目して;戦後初期の児童福祉政策における児童文化の位置づけ―1948年厚生省児童局長通知「児童文化向上対策要綱」を中心に;児童福祉における子どもの意思尊重の系譜に関する一考察―児童虐待防止の本質をさぐる史的な試み;「非行・問題行動」の背景に対応する「スクールソーシャルワーク実践」の考察―学校の実践で展開される「ケース会議」に着目して;児童虐待防止に向けた女性福祉の視点―性産業に取り込まれ子ども虐待死の加害者となった母親の状況から;児童福祉政策における養育観―保護者・家庭の位置付けを中心に;子どもの貧困大綱と現場からの提案、国(内閣府)の施策の経緯―貧困の連鎖・学習支援・子どもの居場所・給付型奨学金
児童福祉法研究会の活動について―これまでの歩みと今後の展開に向けて)
著者等紹介
鈴木博人[スズキヒロヒト]
中央大学法学部教授
横田光平[ヨコタコウヘイ]
同志社大学大学院司法研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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