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出版社内容情報
年金に対する間違ったイメージを検証・解説。年金受給者は誰も教えてくれない日本の年金の真実がよくわかる一冊。
内容説明
日本人の9割がしている勘違い。思い込みを捨て、正しい知識を持てる人だけが得をする。2022年新年金制度スタート!1円でも多く受け取るための決定版。
目次
第1章 年金の本質
第2章 年金に対する誤解を解く―初級編
第3章 年金に対する誤解を解く―中・上級編
第4章 知っておくべき年金の歴史
第5章 年金改革で変わること
第6章 公的年金をうまく活用する
第7章 これからの年金との向き合い方
著者等紹介
大江英樹[オオエヒデキ]
1952年大阪府生まれ。経済コラムニスト。オフィス・リベルタス代表。大手証券会社で個人資産運用業務や企業年金制度のコンサルティングなどに従事。定年まで勤務し、2012年に独立後は、「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるように支援する」という理念のもと、資産運用やライフプラニング、行動経済学に関する講演・研修・執筆活動を行っている。CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本証券アナリスト協会検定会員、行動経済学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
名古屋ケムンパス
42
公的年金制度への信頼を高めることができる至極真っ当な解説書です。人口構成の変化を踏まえて年金制度が時間をかけて改善されてきた歴史が丁寧に説明されています。老後の生活を支える保険としての年金が維持されるために①より多くの人が加入できる仕組みとなるべきであること、②負担と給付のバランスがとれていること、さらに③経済が成長することが最も重要であると訴えてくれています。肝に銘じたいものです。良書。2023/03/25
よしどん
18
年金のことが知りたくて読んでみた。簡潔に説明していてとてもわかりやすかった。公的年金は長寿のための保険という考え方は、私もぼんやりと思っていたことだっただけにツボに入った。参考サイトも載っているのが親切だった。できれば、巻末にまとめていただいたほうが私には使いやすかった。2022/11/04
ちこ
11
30代に入って年金とか、老後とか想像すると不安でした。漠然とした恐怖を、正しく安心したいと思い購読しました。日本国民としての金融リテラシーをちょっとは身につける事が出来たかなーー、です。とても分かりやすかったです。あとは個人として活用する!みたいな!( *˙ω˙*)و 2022/04/11
ヨハネス
10
「年金が危ない」と煽った人だあれ。制度に不安な人はこれ読むと安心できるよ。何歳まで生きても生活できる安心感は最高だ。受給開始年齢を75歳まで広げたのは、決して「支給を遅らせたい」わけではなく、選択肢を増やすだけの意味しかない。生活費は年金で、楽しむためのお金は働いて。予測できない医療や施設費は投資で。「年金」と名の付く商品は×。財形年金はこの本以上にひどかったよ。2022/09/26
九曜紋
10
著者曰く、本書は「年金版ファクトフルネス」。少子高齢化社会にあっては「公的年金は破綻する!」という言説がまことしやかに喧伝されているが、それはそういう風に国民を焚き付けたほうが得をする人達(マスコミ、金融機関、野党等)がいるから、ということをエビデンスを基に検証していく。遠からず年金受給者になる身としては参考になった。もちろん、公的年金プラスアルファのお金は必要になるが、それは各人の備え次第。2021/10/27