動物の権利・人間の不正―道徳哲学入門

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動物の権利・人間の不正―道徳哲学入門

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846122065
  • NDC分類 480.79
  • Cコード C0036

内容説明

「私が動物の権利を信じるのは、その権利を認める道徳理論が、それを認めない理論よりも、理性的に考えてより満足のいくものだからである。もしこの確信が当たっているなら、私たちはどのような生き方をすれば他の動物の権利を尊重できるのか」「私たちが食事の席に就くたびに、あるいは新しいコートを買いに行くたびに、何をすべきかを問う」動物の権利否定派は、肯定派を不合理・感情的・反科学・人間嫌いなどと語ることが多いが、本書はその否定派の議論に一つ一つ反駁する。動物の権利の問題について道徳哲学から説き起こした入門書。

目次

第1章 無関心から擁護へ
第2章 動物搾取
第3章 権利の性質と重要性
第4章 間接義務論
第5章 直接義務論
第6章 人間の権利
第7章 動物の権利
第8章 反論と回答
第9章 道徳理論と課題

著者等紹介

レーガン,トム[レーガン,トム] [Regan,Tom]
ノースカロライナ州立大学哲学名誉教授。1938年、ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれる。『動物の権利擁護論』『空の檻』をはじめ、20冊を超える著書と数百の論文を発表し、動物の権利運動の知的牽引者となる。1985年、妻ナンシーとともに文化・動物財団を共同創設。全米および海外で数百の講演を行ない、2本の映画の脚本執筆と監督で主要な国際アワードを受賞。2001年に教員を引退した後、ノースカロライナ州立大学で最高の栄誉となるウィリアム・クォールズ・ホリデイ・メダルを授与される。同じ年、同大学はレーガンの論文と膨大な蔵書をもとに「トム・レーガン動物の権利アーカイブ」を設立。同コレクションは動物の権利研究における世界最高峰の資料館となる。2017年、肺炎で逝去。享年78歳

井上太一[イノウエタイチ]
翻訳家・執筆家。人間中心主義を超えた倫理を発展させるべく、執筆・講演活動ならびに関連文献の翻訳に従事。語学力を活かして国内外の動物擁護団体との連携活動も行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。