出版社内容情報
裁判実務上確立したとされる重要な労働法に関する最高裁判例法理を再検討。当該判決が前提とする、法理念、法原理、そして法原則なども掘り下げて批判的に検討しながら、最高裁判決を見直し、それとは異なる新たな理論構築を試みる。
目次
労災保険法上の労働者性―横浜南労基署長(旭紙業)事件
集団的労働関係における労働者―ビクターサービスエンジニアリング事件
集団的労働関係における使用者―朝日放送事件
労働基本権の制限―名古屋中郵事件
採用の自由―三菱樹脂事件
就業規則の法的性質―秋北バス事件
就業規則による労働条件の不利益変更(1)―第四銀行事件(みちのく銀行事件)
就業規則による労働条件の不利益変更(2)―山梨県民信用組合事件
全額払いの原則と合意による相殺―日新製鋼事件
時間外労働義務―日立製作所武蔵工場事件〔ほか〕
著者等紹介
沼田雅之[ヌマタマサユキ]
法政大学法学部教授
浜村彰[ハマムラアキラ]
法政大学法学部教授
細川良[ホソカワリョウ]
青山学院大学法学部教授
深谷信夫[フカヤノブオ]
茨城大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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