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内容説明
無人島に漂着しても、この本さえ読んでおけば肉にはこまらない!猟師・千松信也の「野生への手引き」。
目次
カラーページ(獲物のこん跡を探る;わなを仕掛ける;獲物をしとめる;獲物を解体する)
1 猟に出よう!
2 獲物をしとめる
3 獲物を食べる・利用する
おわりに 狩猟のある暮らし
著者等紹介
千松信也[センマツシンヤ]
1974年兵庫県生まれ。京都大学文学部在籍中に狩猟免許を取得。先輩猟師から伝統のくくりわな猟、むそう網猟を学び、運送会社で働きながら京都の山で猟をおこなっている。2児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
64
子ども向け。ふりがな有り。良本▽商業目的や環境保全のための狩猟ではなく、自分と自分の家族のために日常生活に食べるための狩猟生活を送っている著者が、子ど向けに狩猟とはなにか?具体的にどうのようなことしているのか?説明したもの。巻頭のカラーページでは[獲物のこん跡を探る][わなを仕掛ける][獲物をしとめる][獲物を解体する]が写真解説ありで、とてもわかりやすい。▽狩猟日記も興味深い。コラムでは狩猟のきまりや、猟友会のことなど説明有。▽面白かった。椋鳩十を学習する5年生におすすめしたい。2020/04/15
goro@80.7
54
狩猟本第2弾。「ぼくは猟師になった」の千松信也氏が子供向けに書いたんだけど内容はこれからわな猟をしようと考えている人にとって素敵な入門書です。食べている肉は誰かが育てて殺して捌いてくれるもの。尊い命が人の命につながっている事を子供にも教えたいと思う。けもの道を見つける、わなの仕掛けを作り仕掛ける、命を頂き肉を解体する、料理する、と一連の流れが写真もついて分かりやすく説明されてます。この本とナイフがあれば何とかなるかもしれない。登山道を歩くとフンをよく見かけるので今度は中身もみてみようと思うわね。2020/01/12
たまきら
24
娘に読んでもらいたいなあ、と借りてみました。自分の友人が鹿やイノシシをさばいていることを知って面白そうにしていたからです。パラパラとめくって「やりたくないから」。ふうん?また気持ちが変わるんだろうな。オカンが読みました。わなをどのように使うかだけでなく、彼らの頭脳との駆け引きも興味深い。先日開拓地付近で初めてイノシシがいたことが報告され、ドキドキ。キジも結構いるんだよな、このあたり…。2020/11/05
しろくま
21
私の父と叔父は20年前までまさに猟師でした。それが本業ではなかったけれども。家(敷地)には猟犬や鳩がたくさんいて、鍵のかかった入れ物には猟銃もありました…。剥製もたくさんありましたがそれがあまり好きではありませんでした。著者はイノシシやシカを年間10頭ほどを猟期にとり、家族で食べているそう。誰かが育てた牛や豚を誰かが殺し、それをさばいてできた肉を買ってきて食べている人がほとんどだと思いますが、著者はその過程を自分一人で行っている感じ。ゲームではない世界。ぜひ小学校高学年に読んで欲しい。2020/09/24
月をみるもの
15
農耕を始める前は、ずっとこうやって暮らしてきたはずなのに、たった2000年くらいで(@日本)僕らはすごく遠くまで来てしまった2020/02/01