目次
序章
第1章 玄奘、南京で発見される
第2章 玄奘、日本へわたる
第3章 玄奘、台湾へわたる
第4章 玄奘、日本各地を旅する
第5章 玄奘、中国で政治に翻弄される
第6章 玄奘、日本と中国そして台湾を結ぶ
著者等紹介
坂井田夕起子[サカイダユキコ]
長野県生まれ。大阪外国語大学中国語学科卒業、大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程、広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。現在、大阪大学非常勤講師、桃山学院大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gokuu
3
戦中戦後の仏教史にもなっていて、とても興味深かった。日本のお坊さんたちがひょいひょい分骨するうちに日本だけでも八カ所にも遺骨が散らばってるなんて…。あと、日泰寺の仏舎利のことも初めて知った。仏舎利もだけど、聖人は死んでからが大変だ。ともあれ、西遊記マニア(私)は必読。2014/08/28
さとうしん
2
戦時中に南京を占領していた日本軍によって発見された玄奘の遺骨(とされるもの)をめぐる日本・中国・台湾交流史。本書を読んで思ったが、仏教教団を中心とした近現代東アジア交流史なんてこれまでちゃんとまとめられてこなかったのではないか。2014/05/22