内容説明
江戸時代の庶民に愛された諸芸能のルーツは、何か?それらは、いかなる変遷を経て、歌舞伎・浄瑠璃など現在に通じる近世芸能が誕生したのか!?これらのことを考察していく書。
目次
序にかえて 助六の尺八―中世と近世の間で
風流踊りからかぶき踊りへ(舞と踊りの系譜;風流踊り)
歌舞伎成立前後(やゝこ踊り;手猿楽狂言と初期かぶき狂言―若衆狂言師の系譜;初期かぶき狂言「鐘引き」考;「新発意太鼓」考;初期かぶきの周辺―阿国と同時代の芸能者たち;初期かぶき踊り歌の構成―付 大分県臼杵市東神野の風流踊り歌謡)
操り浄瑠璃成立まで(操り浄瑠璃成立以前の傀儡芸;操り浄瑠璃成立前後)
近世初期芸能の周辺(八丁鉦考;櫓銭のこと;女曲舞の系譜;舞々考―地方の舞々を中心に)
著者等紹介
山路興造[ヤマジコウゾウ]
1939年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。藝能史研究会代表。京都市歴史資料館長、京都嵯峨芸術大学客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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