出版社内容情報
国が「理想型」とし、全国から視察が殺到する和光市の地域包括ケア。それは要介護状態から半数が「卒業」し、住み慣れた地域で生き生き暮らす高齢者の姿だった。多くの自治体や介護関係者が参考にしたい「合意形成」の仕組みと多職種連携を初めて紹介する。
【著者紹介】
和光市保健福祉部長
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuko nomoto
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「介護保険は必要なときに必要なだけ使うもの。介護予防に努めて、できるだけ要支援・要介護にならないように。要支援・要介護になってもサービスを利用してできるだけ自立した生活を送れるように。」その指針の徹底ぶりと長年築きあげた人材とネットワーク、分析に基づいた事業に頭が下がる。一方で「高齢者、障がい者、子ども、生活困窮者のすべてを支援する体制が目指すべき地域包括ケア。その中心を担えるのは地域包括」という考えは、我が市の介護保険事業計画のみならず、高齢者や障がい者の計画に一環して掲げた考えと同じ。計画を現実に‼︎2015/07/30