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内容説明
将悟は父の遺言に従って政財界のお嬢様たちが多く通うこの深流院学園に編入した。「在学中に伴侶となる女性を見つけること」つまり彼女を作ることが遺言だったのだ。ところが将悟には顔も知らない生き別れの妹がいることが判明する―。そしてはじまった将悟を取り巻く妹騒動の日々!鶴眞心乃技、神凪雅、国立凛香、嵯峨良芽依、天導愛菜。妹疑惑を振りまいた彼女達の中から、将悟の本当の「妹」は現れるのか!?魅惑の変則ラブコメ、ついに完全決着。
著者等紹介
田口一[タグチハジメ]
名古屋出身。『魔女ルミカの赤い糸』で第3回MF文庫Jライトノベル新人賞の佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めもり。@社会人4年目
9
評価<★★★★★>頭空っぽにして読める妹系ラブコメディ「この中に1人、妹がいる!」第9巻、やっとこさ完結です。ここに及んでのまさかのどんでん返し。心乃枝さんが実は……!というか将吾さんが実は……!みたいな驚きの展開。散々読者を引っ張り回しておいてのその着地地点は……うーん、予想だに出来ませんでした。そして雅ちゃんとなんと!という結末に。まあ個人的には良かったと思います。ああいうENDINGも。締めの10巻は番外編。衣楠さんが実妹っぽい臭いがしますが、アフターストーリー早く読みたいところですかね。2013/02/16
Yobata
5
シリーズ完結編。将吾の妹が心乃枝と判明し離れざるを得なくなった二人。しかし諦め切れずなんとか母親に認知してもらおうとするが猛反対の上に強制的に留学させられる事に。そんな母親の行動に不信を抱き、心乃枝と逃避行をする事に。そこで待ち受けているのは…。ついに熊五郎の子供の秘密が判明する‼う〜ん…シリーズ全部読んでの感想は、韓国ドラマかっ‼て感じ。最初の頃は妹誰かなってまだ面白かったけど、後半親の秘密を探るとかマジ韓流でしょwそして案の定ラストにあの二人が結婚しちゃうしwシリーズは終わったけど、まだあるらしい。→2012/12/21
彼方
4
中妹完結。いやあ面白かった、いつbadendになってもおかしくない展開の中上手く纏めましたね…初期とは完全に別モノ。最初は普通のラブコメかなと思って読み始めましたがここまでシリアスになりつつも見事に終わるとは…驚きました。重苦しい雰囲気が続きましたが本当にhappyendで良かったです…、サブキャラクターの見せ場も毎回あったしイラストも満足、今までの積み重ねがあるからこそ味方になってくれるシーンがぐっとくるなぁと思います。最後は少しもやっとしますがもう1巻短編集もありますしそちらも期待。いい妹作品でした。2015/07/31
METHIE
4
実は遺伝子上父親との血のつながりがないと言う将吾の出生の秘密が明らかになり、 心乃枝が妹として認められ、雅の父親と将吾の母親が再婚して妹を見つけ出して妹がもう一人できたと言うオチ。 あくまでも妹を探し出す話で結ばれる話ではなかったし、 帝野グループの後継者と言う道を蹴って世界中の家族を幸せにするような会社を作ろうとする夢を描く将吾の姿はなかなかカッコ良かった。 さて次は番外編だ。2013/01/20
マッキー
4
予定調和が問題なわけではない。それに至る過程が大事。そういう意味では、なかなか見せてくれました。若干放置した伏線もあったように思いますが、おおむねすっきりしました。じらせて、じらせて、やっとたどり着いたハッピーエンドは、やっぱりうれしいですね。お幸せに!2012/12/25