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内容説明
都市を捨て、炎を上げて流れる溶岩の河向こう、ブレア火山の麓で迎撃の陣を組んだセシリーたち騎士団。しかしすでに都市を蹂躙せんと侵攻した帝政列集国はシーグフリードの振るう魔剣エヴァドニの力で溶岩を越え、進撃を止めることがない。そして遂に、都市騎士団と帝政列集国戦士団は、激しい剣戟を交わす乱戦に突入する。ルークが、ハンニバルが、ヒルダが、それぞれに己の剣のみで、魔剣を手にする敵と斬り結ぶ。そして、いまだ聖剣として覚醒しないアリアを手に、最前線に立つセシリーは―!?壮烈な最終決戦の火蓋が斬られる最新巻。
著者等紹介
三浦勇雄[ミウライサオ]
1983年2月生まれ、弘前大学人文学部人間文化課程卒業生。現在は地元・北海道札幌市に在住。第1回MF文庫Jライトノベル新人賞の審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
24
シリーズ第十四弾は独立都市と旧帝国の最終決戦前編といった感じの話。良かったです。アリアが未だに覚醒できていないので、爽快感の欠けた展開になっていますが、各所で起きている戦いはクライマックスに相応しい激戦なので十分読みごたえがありますね。こんな状況だと普段はほっこり出来るイチャイチャも何かの死亡フラグにしか思えないから不思議です(笑)全員ボロボロという状況の中、アリアは覚醒し皆を救う事が出来るのか。次巻が楽しみです。鍛冶屋のお悩み相談物語もちょっと読んでみたかったりしますw2015/09/01
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
22
【★★★☆☆】どんなに命を削ろうと、愛する人を抱くため必ず生き残る……これぞまさしく生きものぐるい(死に物狂いではない)ですねぇ。 しかし展開は無情にも最悪の展開に……。 次回、決着そして本編完結。圧倒的絶望を前に、セシリーたち独立都市の命運やいかに。 アリアと向き合っていたはずが、致命的な過ちをおかしてしまっていたことに気づくセシリーとルーク、このくだりも良かったです。 次回読むのは来月ですが、どんな結末が待ち受けているのやら……しかと見届けたいです。2014/05/27
sskitto0504
7
もう完結してるからわかってるけど、この巻では終わらないですよね…でも、終わらなくても仕方ないかと…最終決戦その2ということで。アリアは聖剣として覚醒しませんね。そしてついにヴァルバニア復活と。ちょこちょこ出てくるいちゃいちゃ夫婦は楽しいですが、団長がやられてしまったのは残念。2014/04/04
オルガ
5
自分も少し読んで絶対に1冊じゃ終わらないだろうなと思ってたよ。「アリア」が子供という描写を見てなるほどと納得。要は拗ねてるってことだよね。アリアの情緒不安定な性格と銘無しの絡みにくい言動が合わさったからセシリーも苦労してるなあw2013/08/02
Mu@芒羊會
4
本巻はまるごと一冊独立都市と旧帝国との本格的な戦闘場面だった。セシリーとアリアの関係がなかなか縮まらなくてヤキモキするね。もちろん新しいアリアは彼女自身を観てほしいのだ。それはわかる。でもこの展開はちょっと微妙だなあ。だってやっぱり昔のアリアや銘なしの復活を願ってしまうもの。彼女たちにもう一度会いたいと思ってしまうもの。それが叶えられないとしたら、すごく残念だ。もちろん、そんな気持ちをさらに超えるほどの展開がこの先に待っていたら、それこそもろ手を挙げて作者を称賛するだろう。そんな展開を期待している。2014/12/19