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内容説明
全市民の耳目を集めることとなったセシリーのプロポーズから数日、市民の移住計画と平行して騎士団による封印の最強化計画もまた開始されていた。プレア火山の洞窟奥深くに広がる“氷の間”に幾本もの聖剣のレプリカが突き立てられる。その光景は、まるで墓標。―そしてこの計画が、新たな事態を引き起こすことに。一方、キャンベル家のメイド・フィオはセシリーのためにウエディングドレスを用意していた。かたやルークもまた、セシリーのためにリサとともに“ある刀”を打つ。やがてくる帝国との最終決戦を前に、一条の光がこぼれ射す、最新巻。
著者等紹介
三浦勇雄[ミウライサオ]
1983年2月生まれ、弘前大学人文学部人間文化課程卒業生。第1回MF文庫Jライトノベル新人賞の審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
33
シリーズ12冊目は、結婚式の準備と突如現れた聖剣に聖剣の鍛錬方法を聞いて聖剣を作る事になる話。今回はかなり慌ただしい展開でしたが、その分終わりが近づいてきたことを感じさせましたね。一つ解決法が出たら、そのまま次の解決法が出るとか聖剣さんが出てから物語がすごい勢いで進んだな。隻眼の師弟の誕生、あのアリアではないけどアリアも遂に戻り物語も遂に最終章へ進む訳ですが、これからの戦いはかなり激しいものになりそう。セシリーたち独立都市はどうなるのか。次巻も楽しみです。2015/08/17
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
13
【★★★★★】相変わらず独立都市を取り巻く状勢は厳しいですが……ここはとりあえず幸せすぎて死ぬ!なセシリーに祝福を。 聖剣として復活を果たしたアリアですが、やはりというかその先の試練は険しいものになりそうで……。 しかしこの展開、前作・上等シリーズを読んでる身としては、鉄平が記憶を消されたゆかりとの関係を一から必死に向き合おうべく孤独な戦いに身を費やす『サクラ上等。』を否応なしに思い起こさせます。 さてはて、一筋の光こそ見えど更なる試練と障害に阻まれるセシリーたち独立都市の運命やいかに。2014/03/21
sskitto0504
8
セシリーとルークおめでとう。そしてついに復活のアリア。でも銘無しがいなくなるのも悲しい…ヒルダやヘイゼルも仲良くなれたのに残念。聖剣もついに完成し、最終決戦!楽しみです!2014/04/03
やよひ
5
いつもは言葉少な目、表情控え目な銘無しが、セシリーに覚悟を問う場面。アリアと出会いセシリーに保護されて独立交易都市に暮らすうちに、何かが彼女の中で変わった?と思わずにいられないお話でした。ふらりと現れた大柄の女性の正体にはビックリ。緊迫したシーンだったのに、彼女が騎士団長ハンニバルに言い放った「禿め」に笑ってしまいました。「死ぬ。幸福が過ぎて死ぬ」と幸せにおぼれてるセシリーにはニヤリ。前だったらぜったい鼻血出してた。2013/10/04
99
5
セシリーはまごう事なきヒーローです(*ゝω・*)b+/銘無しのキャラが立ってました今回。あと初登場の白い法衣の大柄女性もw結構好きです彼女達v 彼女の登場で話が一気に動き出しましたねぇ☆/“共に失い続ける”ということは“共にあり続ける”ということ。/遂に新生アリア誕生!2012/05/22