- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > MF文庫J
内容説明
大陸を混沌の渦に陥れた魔王を勇者が退けてから五十年。勇者の孫は周囲に期待されながらも無職をつらぬいていた。しかし世界は戦争の真っただ中。無職でい続けることが許されるはずもなく、ついに就職した先が―『魔王城で魔王教育』。その仕事内容とは、偉そげで平和主義なかわいらしい魔王に『世界は平和だ』と信じ込ませること。「きちんと余と遊ぶのだぞ!余は退屈が嫌いであるからな、余の勇者であるならばそのぐらいはして当然であるぞ!」次世代勇者の仕事は『魔王と遊ぶこと』!?ただし失敗したら世界滅亡―!魔王城日常系ファンタジー。
著者等紹介
冬木冬樹[フユキフユキ]
第6回MF文庫Jライトノベル新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
4
ちょうど無責任艦長タイラーを読んでたので、懐かしい感性の主人公だとほやほや感心してました。出来ることならなんにもせずに、起こらず泣かず頑張らず、ふわふわ生きていきたい、よね。これ、続編でるのかな?テンプレなら後二三人くらいはやっかいな関係を築きそうだw2012/01/24
cgatocairb
3
B勇者と魔王の王道で、やる気のない勇者はよくあるが、設定条件が面白い。少年系だから女の子ばかりだが、主人公の友人(男)が良い味を出してるので、女性はこちらを楽しんで。ヴィヴィの口にする「国母様」がとても気になる。2014/08/30
橘梓弓
2
何もしないことが世界を救うことになる。ニートにだって、意地はあるってことですな。魔王がどういう存在なのかをしっかり設定してあるからか、ギャグ部分抜きに考えても結構楽しめた。魔王ものが増えてる昨今だけど、こういうのが埋もれてるから侮れないな。2012/07/01
夕焼けレモン
1
次回予告が新鮮だった。2015/03/28
如月
1
特に勇者と魔王の人物設定に特徴があり、そこは大きなウリ。ただ、魔王城という閉じられた空間での話だからかファンタジー設定が薄く感じ、加えて勇者がめんどくさいばかり言っているなどボギャ貧気味なので感情表現も薄いというもったいないことをしている。そもそも勇者はいつの間にか王国軍に組み入れられ、ヴィヴィがいつの間にか勇者の「上官」になっているのは??それはさておき、設定は面白いので2巻で化けることに期待。2012/05/21