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内容説明
江戸時代の宿通町・内藤新宿を中心に、新宿の地にまつわる伝説が現代に蘇る―。鬱屈したものを抱える女たちが行きかう街・新宿。その路地裏やビルの隙間から見える、過去の風景。現実と非現実の隙間に浮かび上がる悲しい女たちの物語「おかめ遊女」「少女人形」「壺」「顔のない女」を収録。第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作家による書き下ろし。
著者等紹介
岡部えつ[オカベエツ]
1964年、大阪府生まれ。群馬県育ち。「枯骨の恋」で第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞・同作を含む、30代から40代の女性たちの情念を描いた7つの物語を収めた短編集『枯骨の恋』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
49
どこか繋がりがある4つの短編集で最初の『おかめ遊女』:遊女がおかめの面を被った幽霊になるという、無理からぬ設定が良い。2015/01/11
ましゃ
2
この作品は女性の方が共感出来て読みやすいのかも‥私としてはもっと怖さが欲しかったかなぁ。新宿という町には人が多くいて、何処かで何がしか不思議な事が起こるのは当然なのかもとふと納得してしまった。2017/06/18
中野(racoon)
0
★★★★☆
きたくり
0
4つの短編。これから物語が始まるぞ~という感じの語り口にひきこまれてワクワクしながら読みました。ワクワクといっても、どれも怖く哀しいお話。日常と地続きの異界にふっと接するお話。それぞれの主人公の心理描写も好きでした。特に「壺」と「顔のない女」が好き。夢にでてきそうな壺やビルの階段・・・じわじわと怖かった。2014/03/10
pomme
0
☆☆2012/12/24