メディアファクトリー新書<br> こんなに違う!世界の国語教科書

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メディアファクトリー新書
こんなに違う!世界の国語教科書

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840134378
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C0237

内容説明

アメリカでいちばん知られているのは、誰の伝記?躍進著しい中国は、次代の国民をどう育てようとしている?小学校の国語の教科書には、それぞれの国の理想や信条、現実が濃密に詰まっている。欧米から中国、韓国、ケニアまで、各国の教育事情を知る第一線の研究者11人が集結し、国語教科書の面白ポイントを紹介する初めての本。

目次

第1章 アメリカ―多民族を抱える超大国の「夢」と「平等」
第2章 イギリス―英国紳士・淑女のユーモアは双葉の頃から磨かれる!
第3章 フランス―「共和国は学校が作る」決意に基づくハイレベルな文章
第4章 ドイツ―「仕事」に誇りをもつ国の切実、質実な教育
第5章 フィンランド―独立を祝う気持ちが実を結んだ、世界一の読解力
第6章 ロシア―短文中心の教科書ではドストエフスキーは読めない!
第7章 中国―13億人が学ぶ言葉 科挙と革命、そして開放へ
第8章 韓国―ハングル・アリランラブ 愛国心で目指す「完全なる人」
第9章 タイ―微笑みの国を襲った経済危機と復興
第10章 ケニア―独立から半世紀、厳しい現実に抗う教育

著者等紹介

二宮皓[ニノミヤアキラ]
1945年10月、鳥取県生まれ。広島大学教育学部、米国・コネチカット大学、広島大学教育学研究科博士課程、文部省大臣官房調査課、広島大学教授、同理事・副学長などを経て現在、放送大学・広島学習センター所長(広島大学名誉教授)。研究分野は比較・国際教育学、教育制度学。横浜国立大学監事(非常勤)、広島県教育委員会委員。アジア太平洋大学交流機構(UMAP)の親善大使も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

21
国語の教科書に載っていた小説や童話で覚えているものってありますか?「こころ」や「ごんぎつね」が挙げられるでしょうか。ただぼくは学生時代、不真面目少年だったので、正直印象的な作品って思い浮かばないんですよね。世界各国の国語には登場人物に人種の偏りに配慮がされていたり、宗教に触れたり、逆に触れないようにしたりと沢山の配慮がなされているようだ。その国の歴史・生活・価値観が表れる国語。多感な年代に読むものだから、国語ってのは人間性をつくるといっても過言ではない。残念ながら真面目に聞いてない人もおりますけどね。2013/05/15

けんとまん1007

19
まさに、その国の文化・歴史・そして今が色濃く反映するものだと思う。そして、国語という国もあれば、そうでない国もあるし、検定云々についても様々だ。先生や地域の自由度も違うし、求めらるもの違う。単一民族、複数民族、島国、大陸、いろんな要素が絡み合っていると思った。今の日本の教科書はどうなんだろう?と思ってしまった。2014/06/09

akira

17
図書館本。 なかなか興味深い。海外での特に小学校の教科書事情が語られている。良い悪いも含めて日本とのちがいは興味深い。 文学大国ロシア。国民が文学に慣れているのかは教育にも一旦がありそう。各国を比較しても読書に重点をおく国は多かっただけに、読解力を伸ばす教育の重要性は世界共通の認識なのかもしれない。特にロシア、小学校高学年での方針はなかなかいいなと思った。 「4年生になるとかなりの大作を読ませ、長いテキストを読む習慣を身につけさせる」2019/07/27

Kaz

15
国語教科書を通じて、他国の教育感が記されており非常に興味深く読みました。どの国も、国語教科書を通じて国家の核を作っていこうという意図が見えました。PISAの結果を気にするより、どんな国にしていきたいのか、次世代の国民をどう育てていきたいのかが重要だと感じました。日本のシステムにもっと自信を持ち、その上で改良できるところは改良する。他国の動向に敏感になり過ぎないようにすべきだと思います。2013/11/24

ジュール リブレ

11
いろんな国の教科書と、内容を網羅的に紹介。でも、さらっと表面的に留まっていて、もう少し掘り下げてくれても良いのにな、と。2010/08/10

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