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内容説明
暗黒騎士となりはてた父を倒し気を失ったレーレが目を覚ましたのは魔女の砦だった。ユユの献身的な看病により、一命を取りとめたレーレ。しかし、容赦なく魔女たちが問い詰める。魔女討伐隊の一員として多くの魔女と魔王と倒したレーレに残されたのは「死」のみ。だが、魔女ルチアが異論を申し立てて―。レーレに未来はあるのか。ユユと共に道を歩むことはできるのか。人間が、魔女が、心の底から愛し必要としていたものは実はとても近かったのかもしれない…。衝撃の最終巻。
著者等紹介
十文字青[ジュウモンジアオ]
北海道生まれ、札幌市在住。2003年『純潔ブルースプリング』で、第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞。『薔薇のマリア1.夢追い女王は永遠に眠れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たこやき
3
正直なところ、「駆け足]という感は否めない。しかし、そのように「流され」ながらも、最終的に一つの結論に達したレーレ、ユユは、幸せなのだろう。どう考えても、二人の行く先は茨の道。でも、希望はある。二人の未来に幸あれ。そう思う。2011/05/09
しかっち
1
★★★★2013/10/25
みっちー
1
☆2- 魔女狩りのレーレと人を襲う猟犬ガウル。終幕に向かうというのに、いやだからなのか人をどんどん殺し、また死んでいく。誰もが傷つき、数多くのものを失う。身体も心も、友も、家族も、盟約を結びし魔王さえも。閉じた瞼の裏に映るレーレとユユの幸せな笑顔、それは幻だけれども、二人が共有した心の中では真実の姿といえる。幸せで悲しい二人よ、おやすみなさい。2012/11/04
吉兆
1
ひ、ひどい。と言うかむごい。誰一人救われず、誰一人報われないスーパーバッドエンド。それでも人は生きなければならんと言う結論がきついなー。2010/04/25
ととむ
0
盆百のツンデレかと思ったら闇の深いことおびただし。 最後まで鬱展開で、どうにも救いがない。この挿し絵は展開のシビアさとあまりにも乖離してるからいっそない方が…神の在り方がまた救いのない感じで最期はみんな壊れてバッドエンド…みたいな。うーむ。2015/11/01