- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > MF文庫J
内容説明
僕の名前は小山萌太。ごくごく普通の高校二年生、のはずだった。ある日ゴミ箱と出会うまでは…。ゴミ箱は神々しく美しく、僕の心をとらえてしまった。その中に自分が入っていないことが不自然だと感じてしまうほどに。そして僕はゴミ箱の中に入った。不思議な満足感に満たされた僕は、ゆっくりと目をつぶった―って、おかしい!なぜ僕はゴミ箱の中に入っているんだ!?しかも出られなくなってる!そんな僕の前にクラスメイトの少女・水無氷柱があらわれる。そして彼女は言った。「あなたは、妖怪ゴミ箱男よ」って、なにその残念な妖怪!?第5回ライトノベル新人賞“優秀賞”受賞、風変わりな学園コメディ、ゴミ箱から登場。
著者等紹介
岩波零[イワナミリョウ]
『ゴミ箱から失礼いたします』で第5回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
17
全自動型ごみ箱。いわゆるトンデモギャグ系コメディ作品。キャラの濃さが個人的にはちょうどよかったので、サクサク読めてよかったかな。ただ、最後の展開がやや急なのと、なぜ攻撃がメガネビームなのかというつながりが薄かったかな。しかし、ほぼ一発ギャグな設定でどこまで続くのか。個人的には氷柱と美月が好み2019/11/09
KUWAGATA
10
カフカの「変身」を思わせるシュールな内容を、コテコテなラノベにうまく落とし込んだようなお話。古い作品だけど掛け合いトークの斬新さはけっこう目を引くものがある。一応テーマらしきものはあれど、終始ゆるゆるな感じですすんだのは良かった。2016/05/30
珈琲好き
8
この作者の描く女のワガママは心地よい。子供の癇癪としてのワガママではなくプレイの一環としてのワガママ。2016/03/21
524
6
☆8 【スロースターター】ゴミ箱に入ったら妖怪になってしまった主人公のコメディ。「そんな遊びはいけません!(☆8)」のときもそうだったのだが、ギャグにエンジン掛かるのが遅くて、掛かり始めた頃に1巻が終わっちゃったなあと感じた。キャラはいいしギャグの切れ味を感じさせた所も同じ。シュールさとギャグが1冊の中でまんべんなく出せればもっと面白くなるはず。【お気に入りキャラ:水無氷柱】2013/06/21
1_k
6
キャラと掛け合いとシュールさで一本逃げ切ろうとしたけれど、結局無理なので最後の方にシリアス展開を入れてごまかしました、という印象。どっちの要素も中途半端なのよね。2012/08/17