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内容説明
十二歳のガリアの王族シャルロットは、優しい父と母に囲まれて、何不自由なく、幸せな生活を送っていた。だがある日、王位をめぐる確執から父が暗殺されてしまう。続けて母は毒を盛られ、心を失った。ひとり残されたシャルロットは、表沙汰にできないような危険な任務を請け負う北花壇騎士に叙される。戦ったことなどないシャルロットに与えられた最初の命令は、ファンガスの森に住むキメラドラゴン退治。任務を成し遂げなければ母が殺されてしまう。恐怖をこらえシャルロットは森に向かうが―。冷たく神秘的な少女「雪風のタバサ」誕生が語られる、シリーズ第3弾。
著者等紹介
ヤマグチノボル[ヤマグチノボル]
1972年2月、茨城県生まれ。『カナリア~この想いを歌にのせて』(角川スニーカー文庫)でデビュー。ゲームシナリオライターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
8
ゼロ魔外伝,タバサ物語3作目。シルフィードとの出会い,コボルド討伐の為に訪れた老戦士を村人全員が気遣う奇妙な村,タバサの恋物語,シャルロットがタバサになった日の4話。シルフィとの出会いとタバサになった2話が過去話。ジルと出会い、狩りを教わり感情を消し復讐者として生まれ変わってしまったタバサ。シャルロット時はやっぱあんなに明るかったんだね…それがキメラドラゴン討伐の際にジルと出会って…悲しい宿命だなぁ…。ジルも可哀想だった…。老戦士村も実は死人の村っていうのも哀しい愛情に包まれた村だったな…。→2013/09/03
椎名
5
ラスト一本が良かった。夢の国で守られているシャルロットと人形として残ったタバサがまた入れ替わるのは、別のお話。挿絵も童話的でグッド。2016/02/16
真林
4
外伝三巻。これで最後の外伝だからか、シルフィードと契約する経緯や、シャルロットがタバサになるまでが描かれていました。本編ではまた彼女は壮絶な運命に足を踏み入れていますが、どうなることやら。2016/12/23
でーたべーす
4
最後の1本がめちゃくちゃいい。タバサというキャラクターがより一層魅力的になった2016/03/12
sho_kisaragi
3
シルフィードとタバサの生まれた話。また、前回に引き続きシルフィード無双と思わせての落としっぷりで、せつない。2011/05/15