内容説明
オモワ帝国の秘密の研究所では、ひとりの遺伝学者によって重大な研究の報告がおこなわれていた。その研究こそが、タラ、ロバン、そして見知らぬ地球の少年の運命の鍵をにぎっているのだ。翌朝、その学者は死体となって発見される。真実は永遠に闇にほうむられてしまうのか。陰謀によって引きさかれるタラとロバン、両親と兄弟、そして兄と弟。
著者等紹介
オドゥワン=マミコニアン,ソフィー[オドゥワンマミコニアン,ソフィー] [Audouin‐Mamikonian,Sophie]
フランスのパリ近郊ヌイイ地区在住。アルメニアの王朝時代の国王の直系子孫に当たる。一族で十五人目の作家
山本知子[ヤマモトトモコ]
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、東京大学新聞研究所研究課程修了。フランス語翻訳家。絵本からノンフィクション、科学技術書まで幅広いジャンルを手がける。二女の母でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たお
5
一息に読んで、下巻まで読んじゃったから、上巻だけの感想を書くのは難しい。サブタイトルの剣呑さから色々ミスリードされるし、あちらこちらドキドキもののスピーディーな展開。面白かった。2012/10/27
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
4
副題がドラゴンの裏切りで、ドラゴンというとシェム先生しかすぐに思い出せないんだけど、人間の心なんて好きに操る魔法を使うってのは種族の差なんでしょうかねぇ。2011/03/27
しゃんぷーしょく
3
消えたタラは父をよみがえらせるため、古文書を取りに向かう。アルピーが襲撃したり謎の呪いにかけられたり相変わらず散々だけどおもしろい、これだから冒険の日々はやめられない。2017/03/08
タマゴロ
3
最初のアルピーの急襲に、その黒幕の正体っと、どんどん女帝が嫌いになりそう展開。逆に強がりながらも信念のあるイザベラが好きになりそうな……。でも、この巻でタラの魔力の秘密が出てきて何かほっとした。あまりに今まで特別扱いがひどかったけど、理由があったのだね。2011/07/17
ゲシャン
2
タラの恋愛話と暴走する魔力、暗躍するドラゴンの話。 今回はロバンが色々と可愛そうなことに。 暗躍するドラゴンはいかにもシェム先生が怪しそう。 2016/12/26