MF文庫J<br> 侵略する少女と嘘の庭

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MF文庫J
侵略する少女と嘘の庭

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840115032
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

早川牧生はK中学の2年生。幼なじみである裕貴、唯、琴美と、惰性のように4人で過ごしていた。ある日牧生は、「運命の相手」を見つけるという占いをさせられる。その占いで細工をした牧生は、いるはずのない「運命の相手」を探しに学校の裏庭へと向かうことに。そこにいたのは、校内でも有名な美少女だがクラスに馴染まない不思議な少女・中山りあだった。牧生たちのグループに加わったりあは、夜に部屋に押しかけてきて泊まっていったり、みんなで出かけると嘘をついて呼び出したりと牧生を振り回す。小さい頃には結婚の約束をするほど仲の良かった4人の関係も、だんだん変化していくが―。切なくも優しいファンタジックストーリー。

著者等紹介

清水マリコ[シミズマリコ]
劇団「少女童話」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そのぼん

5
初め、占いとか出てくるのですが苦手かも…って思いきや、話が進んでいくうちに嫌いではないことが判明しました。メインのりあと牧生のキャラが魅力的でした。2011/08/05

風見鶏

4
3→1→2の順で好きではあるけれど、シリーズを通して起承転結の転が唐突にやってくる感じがあったような気がする。短いからなのか、それとも作品の雰囲気からなのか、途中まで普通の青春を描いたお話なのかと思えば、いきなりファンタジックな展開になる。それが1にはなくて、2と3にはあった。なんだか統一されないでちぐはぐ。それでも3→1→2の順に好き。2011/07/30

コケ太

4
今、読み終えて確信した。前作二つと合わせて若干の不満はあるものの、僕はこのシリーズが好きだ! なんというか、繊細で儚くて、そこにtoi8さんのイラストが挟まることにより、独特の雰囲気がでててめっちゃ自分好みです。中でも、この作品は3部作のなかで一番まとまっていたと思うし、主人公とメインヒロインだけではなく主人公をとりまく幼馴染(梶原を除くw)たちにもいろいろ悩みを抱えていて共感しました。前作から操君とヨシオさん(月刊ふしぎェ・・)が登場しましたが前作を読んでいるので操君の言葉が心に沁みました。オススメ本2011/07/18

Σ_Coooola

4
「悪魔はイエスに構って欲しくて叱られたくて、無駄なことやってるんじゃないかなあ」「サタンは神の国を追われた堕天使だから。さみしくて、イエスが懐かしいの」って部分がなんかすきです。2011/04/27

3
これ良かったです。新装版があるらしいので読むならそちらを勧めます。 りあさんは実際にいたらたぶんイヤなタイプだと思うんですけどね。その苛烈さとストーリーに引き込まれて、先がどうなるのかと一気に読み進められました。 「自分のこと、目に見えない気持ちのことなんか話せない」というのは分かるかな。2018/06/02

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