MF文庫J
ゼロの使い魔〈5〉トリスタニアの休日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840112901
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

才人はある日突然異世界ハルケギニアに『召還』されてしまった高校生。元の世界に戻る方法を探しつつ、美少女魔法使い・ルイズのもとで使い魔として暮らしている。顔は可愛くても高飛車で意地っ張りなルイズとは、いつからかお互いを意識するようになったものの、すれ違ってばかり。そんな状態で迎えた夏休み、アンリエッタ女王に町の偵察を頼まれた才人とルイズは、下町の酒場で住み込みのアルバイトをはじめる。ルイズはプライドの高さから客を怒らせてばかりだが、店では客からもらうチップを競う「チップレース」が行われることに…(第一話)。今回は夏休みを舞台にした短編集。大人気のキュルケ&タバサの出会い編も収録。

著者等紹介

ヤマグチノボル[ヤマグチノボル]
1972年2月、茨城県生まれ。『カナリア~この想いを歌にのせて』(角川スニーカー文庫)でデヴュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

52
短編集ということで、最初の話がルイズと才人のかなりなドタバタラブコメディー。なので全部コメディーなのかと思いきやちょっと違う。ちゃんとそれぞれにコミカルなパートはあるが第二話はキュルケとタバサの過去話。第三話が内通者を炙り出すサスペンスフルでトリッキーな内容。といったように外伝的であったり仕掛けがあったり予想と違った意味でバラエティーがある。これまでの本題とはズレる展開ではあれど、なかなかに楽しめた。次巻はまた本筋に戻るんかな?2018/06/21

まりも

40
再読。アンリエッタの密命で町の噂を集める筈がルイズが賭博で全財産をすったせいで妖精亭で働くことになる話,キュルケとタバサの出会いの話,スパイを焙り出す為にアンリエッタが自分の身を使った大捕物劇をする話の3つからなる連作短編集。短篇3つの中で一番印象に残ってるのはキュルケとタバサの話かな。二人の意外な一面を知れて、増々好きになりました。本編では中々知る事が出来ないキャラの姿を読めるのが短編集の醍醐味ですね。他の話はそこそこと言った感じでしょうか。アシエスってここから登場だったんだなぁ。次は6巻へ。2015/07/14

スズ

35
才人とルイズは、アンリエッタから町での情報収集の任務を与えられるが、ルイズが博打で活動資金を全てスッてしまい、酒場で働いてお金を稼ぐことに。一方アンリエッタは、国内の内通者を炙り出すため、ある作戦を実行しようとしていた。ルイズが給仕として働くが、貴族のプライドが邪魔して失敗続きで、仕事に不満を言っていた時に才人が「皆、一生懸命お前のいうくだらない仕事しておまんま食べてるの」と諭していたのが良かった。また、キュルケとタバサが友人になった時の話やアンリエッタが才人にウェールズの件の御礼を言うシーンが良かった。2016/10/05

異世界西郷さん

28
アンリエッタの命により、市街地で情報収集に当たるルイズと才人のドタバタ劇と魔法学院でのキュルケとタバサの出会いを描く短編集。この作者は、端的な文章でキャラの心情を表現するのが実に巧いと思います。ルイズの素直になれないが故の嫉妬心や才人の年相応のスケベ心、キュルケとタバサのはみ出し者同士だからこその友情やアンリエッタの女王としての重圧などが如実に描かれていて登場人物の心情に深みを与えていてとても魅力的であったと思います。彼らが今後どうなっていくのか気になって仕方ありません。引き続き、次巻を読んでいきます。2016/03/22

た〜

21
今回は短編集。周辺の人達や新キャラが活躍。あまりしゃべらないのにタバサの存在感大。こりゃスピンオフの主人公になるのもうなずける。2016/06/07

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