- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > MF文庫J
内容説明
自国の民を救おうと、大国の王のもとへ嫁ぐ決心をしたアンブローシア。謎多き自らの過去と向かい合い、運命を切り開こうとするセドリック。穏やかな物腰の陰で、なにかを思い詰めた様子のエルウィング―。それぞれの想いを胸に秘め、謎の「銃姫」の行方を追う三人。道中、突如として彼らの行く手を阻んだのは、魔銃士の少年とその召し使い。ティモシーと名乗る少年は、セドリックの等級タグを狙って決闘を挑んできた。やがて吹き荒れる嵐から逃れ、一行がたどり着いた先に待っていたものとは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
15
うわぁ、意外にもエグい展開に・・・。だ、大丈夫なんだろうか。二巻から伏線は張られていたけれど、あまりよいこ向きの小説ではなくなっている・・・。2013/07/05
刻猫
3
優生学的な目的の為の娼館とは、中々にえげつない。この作品の魔学は、語学の要素が強いと思っていたけど、化学の側面もある、というか重要なのか。銀と火で魔法を使うことに、こういう理由づけがあると、結構ニヤリとする。キャラと世界観の結びつけが巧い。読むほど世界観が広がっていく。だからハイファンタジーは好き。2013/11/03
ひじきわかめ
2
セドリックがあまりに純粋培養で、他人の思惑に対して無防備な会話で応えている。そこをターニングポイントにして、その先の展開が不幸方面にいく。それが読者は見えているから、歯がゆくてもどかしい。そんな内容だった。2011/03/18
呉藍
2
オリヴァントってだんだんまともな人に見えてきたなー……なんてレベルじゃなかった。まさかの繋がり? 年齢的にオッケーなんですか、とちょっとびっくり。たしかに顔かたちがそっくりだったと今頃気づきました。そういくと、じゃお母さんは……?と新たな疑問。でも怖いからあまり知りたくないと思うんですよね。アンもエルもけっこう自分のエゴで動いてますね。そんな中でよく頑張ってるなぁ、セドリックは。でも一番痛い目に会うのも彼なんだよねーとなんだか気の毒。2010/08/10
不以
1
みんなして、愛が重い。冗談としてでなく、ガチでいつか嫉妬で殺し合いになると思いつつ笑顔で旅してることのヤバさ。娼館の双子が好き。病弱による依存と精神的依存の関係性がゆらぐ展開は、良さがある。2016/06/08