風と暁の娘―パンツァードラグーン オルタ

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  • サイズ B6判/ページ数 412p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840111621
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

物心ついたころから村はずれの塔に幽閉されている少女、オルタ。ある日、天より帝国軍「ドラゴンメア騎兵隊」がオルタの村を襲う。焼き尽くされ蹂躙される村。オルタこそが「災厄の魔女」であり、この災いを村に呼び寄せた元凶だと罵り死んでゆく村人。だがオルタが帝国軍の手に落ちるとき、天空からドラゴンが出現、帝国軍を焼き払う!帝国軍はなぜオルタを狙うのか?ドラゴンがオルタを救ったのはなぜか?そして「生命炉」の秘密とは!?人気ゲームをモチーフとした本格ドラゴンファンタジー巨編、満を持しての刊行。

著者等紹介

五代ゆう[ゴダイユウ]
奈良県生れ。1991年『はじまりの骨の物語』(富士見ファンタジア文庫)で第四回富士見ファンタジア長編小説大賞受賞。ファンタジー、ホラーの分野で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

3
図書館本。もともと、ゲームのノベライズらしい。 原作知らないからなんとも。 作者の気のおもむくままに書かれた感じ。 いかにも五代さんだなぁ、とは思った。 ちょっと話が長すぎかなぁ。評価:星22017/02/11

tomite

1
傑作!! 魔女として忌み嫌われた寂しさ、初めて出来た仲間たちへの戸惑いと安らぎ、圧倒的な力に酔いしれ、怒りと憎しみをぶつけった結果、大切なものを傷つけてしまった後悔と絶望、自らの由縁を知ったことで自分自身に恐怖し、そして貧しい人々との触れ合いで自分に何が出来るのかを模索し、前を見つめ始めるオルタ。作者はオルタを特月な存在とせず、一人の少女として、心の成長を丁寧に、細やかに描いている。そこには作者自身のこの世界への深い愛情を感じずにはいられなかった。この物語は、実に面白い!!2011/01/22

1
世界観がしっかりと作りこまれ、主人公の心の揺れが丁寧に描いてあるので安心してぐんぐんと物語の中に入っていくことができました。物語として魅力的なうえに、自然とテクノロジーの共存とは、愛とはといった難しいテーマも織り込んであり、奥行きがあります。読みごたえがあって大満足。面白かった〜。2009/07/20

Nekono

0
五代さんの物語は疎外の物語だ。そして、主人公たちは疎外され、その心の内に欠落を抱えている。 私たちは、自分の内なる疎外に出来るだけ気づかないようにして生きているけれど、五代さんの主人公たちは最初から疎外に気づかざるをえない状況におかれている。だから、五代さんの物語は、必然的に疎外と欠落からの脱出、戦いの物語になる。もちろん、いつもその戦いが勝利に終わるとは限らない。 この本は、パンツァードラグーン・オルタというゲームのノヴェライズだが、五代ゆう印は随所につけられている。主人公とともにこの戦いに身を投じよう2011/08/19

isn

0
ゲームは画面を横からチラ見た程度なので、世界観における主人公の設定がよくわからなかった。その壁に最後まで阻まれてしまった気がして、残念。村や都市の生活の描写は既視感ありつつ鮮やかで印象深い。2011/06/22

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