目次
第1部 言葉と制度(侍従の場合―官職が語るもの;按察大納言―権力からの距離;后妃の呼び名―物語の歴史性;非参議の四位どもの―中の品の父親;蔵人より今年かうぶり得たる―巡爵の話;御息所御輿に乗り給へるにつけても―大臣の女、斎宮の母;宮のあひだの事―官僚の言葉;母后の地位―澪標箋注;夕霧元服―高い位階から出発すること;直衣参内―五節の夜;後宮殿舎の使われ方―玉鬘の宮仕え;紫上葬送―方法について;光源氏の本貫―物語の背景)
第2部 典籍踏査(小さな窓から眺めた源氏物語―古筆切二題;『弘安源氏論議』異解―通説の再検討;河海花鳥抄出―宗碩古典学の始発;現時男女装束抄―宗碩の古典学;源氏歌詞少々―別本の一資料;源氏詞知―書物の生成)
資料篇(『源氏歌詞少々』翻字;『弘安源氏論議』簡校)
著者等紹介
高田信敬[タカダノブタカ]
学歴:東京大学大学院博士課程中退。現在、鶴見大学文学部日本文学科教授(国文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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