内容説明
暗闇で囁かれる姿なき声、風と共に訪れる黒い人影。垂れ込める雨雲の下洩れる灯火の光、誰もいないはずの暗闇に響く先払いの声。視覚と聴覚を研ぎ澄まし、巧みに仕組まれた怪異の時空を浮遊する。わかりやすい本文と読解のポイントを記す。
著者等紹介
田中康二[タナカコウジ]
1965年生まれ。神戸大学准教授。専門は日本近世文学、国学
木越俊介[キゴシシュンスケ]
1973年生まれ。山口県立大学准教授。専門は日本近世文学、小説
天野聡一[アマノソウイチ]
1981年生まれ。神戸大学大学院博士後期課程。日本学術振興会特別研究員。専門は日本近世文学、国学・読本(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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