神楽の中世―宗教芸能の地平へ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 392p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784838233861
  • NDC分類 386.8
  • Cコード C0020

内容説明

ダイナミズムと生命力、躍動する神楽の場へ。神楽の迷宮に「宗教芸能」としての道筋をつらぬく。豊潤な世界へと導く「神楽詞華集」という挑戦。

目次

提題にかえて(よみがえる中世の神事たち―備中吉備津宮の祭礼)
神楽の成立とその歴史(佐陀神能をめぐる宗教者と祭祀―神能成立の過程を中心に;神子と修験―黒森神楽をめぐって)
神楽の庭へ(法者神楽の法脈―甲賀・油日神社、対馬・八幡宮、豊後・柞原八幡宮;天龍川水系の神楽―オコナイと霜月祭から)
神楽の担い手たち―法者と呪師(両部神道と神楽―「法者」の伝承を辿る;呪師の芸能と神楽―備前一宮祭礼を中心に)
宗教芸能としての神楽(「鐘巻」のドラマトゥルギー―能と早池峰神楽をめぐって;仮面の呪術・祭祀・芸能としての神楽へ)
研究展望(神楽研究の再構築へ向けて)

著者等紹介

山本ひろ子[ヤマモトヒロコ]
1946年生まれ。日本宗教思想史。私塾「成城寺小屋講座」主宰。和光大学名誉教授

松尾恒一[マツオコウイチ]
1963年生まれ。民俗宗教・民間信仰。国立歴史民俗博物館教授・千葉大学大学院客員教授

福田晃[フクダアキラ]
1932年生まれ。国文学(中世文学・伝承文学)。立命館大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

31
神楽は、日本の土着信仰や民話、大衆演劇などがごったになっていて由来もあやふや。評価がすごく難しい分野だと思う。けれども私はその混沌したところがすごく好き。だからこそ学術的な説明を読むのが楽しみで手に取ったけれど、余計疑問が増えたような…。早池峰神楽は色々な題材があるけれどなぜ鐘巻?もちろん山伏神楽であるからだろうけれど…ううむ…。読みながら思うのは、切り取ることの難しさと網羅することの不可能さ。…うんわかってる…見に行くしかないのよね、やっぱり。夫はパラ見して「俺はもっと踊りに注目してほしい」だよね~。2022/07/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18252417
  • ご注意事項

最近チェックした商品