子規と漱石のプレイボール

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784835618456
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

明治20年代後半。愛媛・松山。自他ともに認める“野球バカ”正岡子規は、些細な口論から米軍野球チームと日米親善試合を行うハメとなる。しかし、松山には野球チームはない。慌ててチーム結成に奔走する子規の下には、親友・夏目漱石、弟子の高浜虚子、そしてマドンナ、うらなり、赤シャツ、狸校長、そしてあの秋山兄弟も参加。“伊予ピープルズ”が結成された。やがて米軍との一大決戦の噂は、日本中の話題となり、ついには天皇陛下の観戦も決定するほどの国民的行事にまで発展する。しかし、この大試合の前にチーム内部には、よからぬ企みが存在していることを子規は嗅ぎつけるのだった…。野球×文学=ミステリ!?新感覚の超エンターテインメント小説。

著者等紹介

長尾誠夫[ナガオセイオ]
愛媛県生まれ。1986年『源氏物語人殺し絵巻』で第四回サントリーミステリー大賞読者賞受賞。歴史ミステリ、時代小説、ホラーなど幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

外道皇帝

9
正岡子規が高浜虚子とともにアメリカ人に野球での喧嘩をうったことから日米の威信をかけた大事になり・・・。夏目漱石はもちろん「坊っちゃん」の登場人物たちもこぞって登場するドタバタ劇。舞台裏がわかってからはちょっとテンション下がったけど、オチはまあまあ良かった。2014/05/20

テクパパザンビア

6
構想は面白いって感じたけど余りに作者に野球の知識が⁇過ぎる。ノボさんも嘆いてる。2014/10/04

wakaba

4
正岡子規と夏目漱石が野球チームを組んで奮闘する内容。『坊っちゃん』でお馴染みの赤シャツやマドンナ…も登場し、原本のパロディーさながらのどだばた野球ストーリー。おもしろかった~。『大病を患いながら俳句をよみつづけた俳人』という印象しかなかった正岡子規が、本の中で生き生きと野球をする姿が、楽しくってかわいらしくって… ストーリー同様、フィクションと現実を何度も行きつ戻りつしながら読了。不思議な感覚の読後感。楽しく読めました。2014/05/02

ちば

2
子規さんラブな私にとって、最高に楽しくて哀しいお話でした。好古さんも真之さんも大活躍だし、「坊っちゃん」の登場人物も出てきての、あり得ないほどの面白さ。もうね、私にとっての今年一番の作品に決まりです(≧∇≦)2014/06/15

ゆきむすめ

1
おかしな話だなぁ~と、半ばあきれながら読んでいましたが病床の子規が創作して母と妹に聞かせているとわかったところで急に切なくなりました。子規が漱石に送った「僕はもーだめになってしまった…」の一文はとにかく悲しく、切なすぎますね。それにしても…野球のルールは滅茶苦茶(笑)しかも…好調が腹に巻くのは剣道の胴着ではなく、剣道の胴でしょう。些細なことが気になりました。2015/01/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7985581
  • ご注意事項