世界傑作童話シリーズ
ちゃいろいつつみ紙のはなし

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  • サイズ A5判/ページ数 36p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834081954
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8797

出版社内容情報

なんの変哲もない、ちゃいろい紙が、クリスマスプレゼントを包んだ小包となり、旅をします。身近なものへの慈しみあふれる物語。

内容説明

これは何のへんてつもない紙の、とびきりすてきな旅のおはなし。小学校初級以上。

著者等紹介

アトリー,アリソン[アトリー,アリソン] [Uttley,Alison]
1884年、イギリスのダービー州の古い農場に生まれる。1976年没

松野正子[マツノマサコ]
1935年、愛媛県生まれ。早稲田大学国文科卒業後、コロンビア大学大学院で児童図書および図書館学を学ぶ。2011年没

殿内真帆[トノウチマホ]
1973年生まれ。筑波大学卒業。またイタリアのファッションブランドFURLAの限定コレクションでパートナーを務めるなど、さまざまな創作活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

94
茶色と赤と黒の3色を基調にしたおしゃれでハッピーなお話。棚の上で何カ月も売れ残っていた茶色の紙は、クリスマス間近になってついに買われていきました。プレゼントを包む役割を得て、おばあちゃんの家に配達されるのです。赤いリボンで飾られて誇らしい気持ちです。運ばれている間、紙はボックスと力を合わせて荷物を守ります。役目が終わってしばし休息。再び出番が回ってきたのはイースターの季節。旅をした紙が到着したところは……。手作りのラッピングは贈り手の気持ちも届けてくれます。2015年9月初版。2015/10/12

☆よいこ

73
児童書。新聞屋さんの棚に長いこといた茶色い包み紙は、クリスマスのプレゼントの箱を包みます。小包として運ばれおばあさんの元へ素敵なプレゼントを運びます。その後三ヶ月をおばあさんの台所ですごし、今度はイースターの贈り物を包んで子供たちの元へ帰ります。▽茶色い包み紙に紐をかけ、結び目に赤い蝋を垂らし、竜の型が押されている姿が表紙になっている。贈る気持ちを描いた可愛らしい物語。2018/11/01

はる

69
冒険に出たいとずっと思っていた、ちゃいろいつつみ紙。最後まで売れずに残っていたけれど、ついにその時がやってきます……。私が幼い頃、母がつつみ紙を捨てずに綺麗にたたんでしまっていたのを思い出しました。プレゼントを贈られたおばあちゃんが、そのつつみ紙を使って送り返すのが素敵ですね。子供たちだけが、つつみ紙の声が聞こえるのもいい。2023/04/22

anne@灯れ松明の火

45
読友さんご紹介。新刊棚で。包装紙が主役とは意外! でも、紙にだって想いはあるのかもしれない。そんなふうに想像すると楽しくなる。大切な人からもらったプレゼントは、包んでいた紙まで嬉しい。とっておきたくなる。この茶色い包み紙は、最後にもっと素敵なものに変身♪ 抑えた色数、コラージュを用いた、センスいい作品。2015/12/06

ぶんこ

43
茶色の包み紙?あまりプレゼントには選ばないかなと思いました。新聞屋さんに長いこと住んでいた茶色君。やっとクリスマスプレゼントを守る外包み紙として選んでもらえました。プレゼントを喜んだおばあさんが大事に保管して、今度はイースターのプレゼントを守ってポールの家へ。なんといってもポールが茶色君を友達として絵で彩ってくれたこと。しかも飾ってもらえました!茶色君よかったね。2023/05/06

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