出版社内容情報
よく働いて、飯をくわない女房がほしい??そんな欲ばり男の所へ本当に飯をくわない嫁がきましたが……。力強い語り口と見事に構成された画面が、読者を昔話の世界にひきこみます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
43
自惚れた男が悪い。美人で倹約家の女性が嫁ぎに来るわけがない。その後の顛末は自業自得。それにしても、女性は怖い。2022/11/15
みつばちい
39
子どもの日が近いので、三年生に授業で読んだ。頭の口から握り飯をたべる場面で「こわい、、」との声が聞こえた。読み終えて菖蒲湯の話などした。集中してよく聞いてくれていた。2021/04/30
chiaki
38
「よっく はたらいて めしを くわない にょうぼうが ほしいもんだ」なんて!もう食われちまえー!って思いながら読んいましたが…これは思ってた以上に結構恐いです。鬼婆は頭のてっぺんに割れんばかりの大きな口を持っていたり、いつまでも追い掛けて来る様子にまるでこの世の終わりを思い知らされたり。まさかのまさか、菖蒲は刀となり、ヨモギの汁は鬼婆を溶かしてしまうなんて!子どもたちは怖いおはなし大好物。読み聞かせするなら菖蒲の季節5月か、夏かなぁ。2019/12/29
千穂
35
赤羽末吉さんの絵が楽しめるくわずにょうぼう。菖蒲はカタナ、ヨモギは毒があってやまんばの弱点だったのか〜欲深おとこが、伊東四朗に見えるのは私だけか?2019/06/14
ましろ
30
久しぶりに中学校で読み聞かせしました。昔話で怖い話といえば定番かな?と思っていたのですが、半数くらいの子しかこの話を知らないとのことでびっくり。やはり昔話は小学校でも中学校でもどんどん読んで良いと思いました。何度聞いても楽しいものですし、年齢によって又受け止め方も違ってくると思うので。生徒達、感想までは聞けずでしたがとても静かに聞いて下さいました。いつかおむすび見て、何となくふとこの怖さを思い出してしてくれたりしたら嬉しいなぁ。2017/06/18