感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
25
アマミホシゾラフグを新種登録した松浦さんの本(ちらっとそれも出てくる)。フグ毒からシガテラ毒、バリトキシン等に加えて刺毒魚の毒に関しても研究の歴史と最新情報を概観したというだけあって一通り理解できると思う。フグ毒の特性や蓄毒の仕組み、TTXのフグの免疫への影響(無毒餌で養殖するより病気にならないとか)とかいろいろと目からウロコの落ちる本で、熱帯地方の魚市場で結構毒魚が混じって売られてるとか怖い現状もわかって良い。p.77のミドリフグとハチノジフグの皮膚に開口部を持つ分泌細胞があって、TTXが偏在してい(続2015/06/19