目次
日本の太平洋サケ
第1部 三陸地方のシロザケ・サクラマス漁業(岩手県のシロザケ漁業の歴史と現状;三陸地方のサクラマス漁業の歴史と現状)
第2部 陸上養殖技術(シロザケ・サクラマスの陸上養殖の現状および環境負荷軽減型閉鎖循環式陸上養殖設備の開発;機能性飼料およびマイクロバブルによる試験研究)
第3部 回帰性に関する生理・生態・遺伝学(サケの母川回帰性に関する生理学;三陸沿岸のシロザケ個体群の回復に向けて;回帰サケ類の遺伝学的分析)
第4部 加工・流通に関する調査研究(岩手県のサケ産業と地域漁業―東日本大震災後の大型定置経営の復興過程;三陸サケ産業のクラスター的発展の可能性―水産加工業の多様性と復興への課題)
著者等紹介
上田宏[ウエダヒロシ]
1951年生まれ。北海道大学大学院水産学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター・大学院環境科学院教授。水産学博士・医学博士。産卵回帰性魚類(サケ・ニホンウナギ・トラフグ)を用いて、産卵回帰機構に関する魚類生理学的研究、および産卵場・成育場の環境保全に関する環境生物学的研究を行っている。産卵回帰性魚類をモデルとして、最新の動物行動学・生殖生理学・感覚神経生理学・分子生物学的手法を用いて、産卵回帰性魚類はどのように回遊し産卵場に回帰するのか、またどのように産卵場・成育場の環境を保全することができるかを解明し、研究成果を社会に還元することを目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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