目次
研究史をたどって―旅の歌の誕生と発想様式
第1部 旅の歌における「家」と「妹」(旅の歌における共感関係の淵源―“留守歌”考;「家」の表現性の再検討―「家もあらなくに」と遍在する「家」;山上憶良「日本挽歌」の「家」「国内」について;相聞から望郷へ―巻四・五〇九・五一〇番歌考)
第2部 羈旅歌論(羈旅歌とは何か―大伴卿〓従等の「悲傷羈旅」歌考;“羈旅”主題化の始発―柿本人麻呂「羈旅歌八首」考;高市黒人歌の方法(1)―「棚無小舟」の象徴性
高市黒人歌の方法(2)―黒人「羈旅歌八首」の同時代性と独自性
部類歌巻における“羈旅”像―巻七「羈旅作」考)
旅の歌における「家の妹」と羈旅歌の意義
著者等紹介
関谷由一[セキヤユイチ]
1984年東京都生まれ。2016年北海道大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。2021年3月現在、旭川工業高等専門学校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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