内容説明
日本が直面する21世紀最大の課題である「少子化する高齢社会」の構造と機能を、正確なマクロ社会学的手法により実証的に解明。さらにミクロ社会学的方法で、「生活の質」理論の観点から、日本全国の高齢者の健康と生きがいづくりに配慮したアクティブエイジング調査の成果を体系化した。厚生労働省「健康日本21(第2次)」に有益な政策情報にも富み、著者の個性が随所にみられる総括的研究書である。
目次
序章 「健康日本二一」と高齢者研究
第1章 「生活の質」(QOL)と社会指標
第2章 高齢者の事例研究法と少子高齢社会の実状
第3章 高齢者の健康づくり
第4章 高齢者の生きがいと社会参加
第5章 アクティブエイジング時代の少子化問題
著者等紹介
金子勇[カネコイサム]
1949年福岡県生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、北海道大学名誉教授、神戸学院大学現代社会学部教授。文学博士(九州大学、1993年)。第1回日本計画行政学会賞(1989年)、第14回日本都市学会賞(1994年)。北海道大学研究成果評価「卓越した水準にある」SS認定(社会貢献部門)(2010年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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