内容説明
株式会社の「所有と支配(経営)の分離」として、従来1編のみが広く知られてきたが、新訳に際し2~4編で論じられている多面的論点をも検討した。訳者解説「株式会社研究史におけるバーリ=ミーンズ」を付した。
目次
第1編 変転する財産―株式会社制度下における所有権の諸属性の分離(過渡期の財産;株式会社制度の出現 ほか)
第2編 諸権利の再構成―所有権と「支配」との相対的な法律上の地位(現代株式会社構造の進化;株券に付与されたさまざまな参加の権限 ほか)
第3編 株式市場における財産―評価および換金のための証券取引(公開市場の機能;新規証券の募集と銀行家の情報開示 ほか)
第4編 事業体の新しい方向づけ―株式会社制度が基本的な経済概念に及ぼす影響(財産の伝統的な論理;利潤の伝統的な論理 ほか)
著者等紹介
バーリ,A.A.[バーリ,A.A.] [Berle,Adolf Augustus]
1895‐1971年
ミーンズ,G.C.[ミーンズ,G.C.] [Means,Gardiner Coit]
1896‐1988年
森杲[モリタカシ]
北海道大学名誉教授、経済学博士。1936年札幌生まれ。1963年北海道大学大学院経済学研究科修了。1965年から北海道大学経済学部助教授・教授。1989年から札幌大学経営学部教授、2006年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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