目次
第1部 ポスト「正史」のゆくえ(ヨーロッパ統合史のフロンティア―EUヒストリオグラフィーの構築に向けて)
第2部 ヨーロッパの「暗い遺産」(戦争のなかの統一「ヨーロッパ」、一九四〇‐一九四五年;黒いヨーロッパ―ドイツにおけるキリスト教保守派の「西洋」主義 ほか)
第3部 統合の複線的系譜学(もう一つの「正史」―農業統合の系譜とプールヴェール交渉、一九四八‐一九五四年;経営者のヨーロッパ統合―一九五〇年代前半における西ドイツの事例から ほか)
第4部 多極化する世界とヨーロッパの模索(「全欧」と「西欧」のあいだ―ブラントの東方政策におけるヨーロッパ統合問題;完成・深化・拡大―ヨーロッパ政治協力の進展と限界、一九六〇‐一九七二年)
著者等紹介
遠藤乾[エンドウケン]
北海道大学法学部・公共政策大学院教授(国際政治、ヨーロッパ政治)。北海道大学法学部卒業、ベルギー・カトリック・ルーヴァン大学MA、オックスフォード大学政治学博士号。欧州共同体(EC)委員会「未来工房」専門研究員、ハーヴァード法科大学院エミール・ノエル研究員、欧州大学院大学フェルナン・ブローデル上級研究員、パリ政治学院客員教授などを経て現職
板橋拓己[イタバシタクミ]
成蹊大学法学部助教(ヨーロッパ政治史、近現代ドイツ政治史・思想史)。北海道大学法学部卒業、北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター助教を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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