内容説明
現存する中国最古の判決集、南宋の『名公書判清明集』十四巻は、当時の社会を知る恰好の史料である。本書はその内の巻一・巻二の官吏門と巻三の賦役門・文事門の訳注で、ここには、当時の地方官界の腐敗と堕落、税役の不正と不均衡、学問に関わる施設や制度の実態とその是正への努力とが記される。
目次
名公書判清明集巻之一 官吏門訳注
名公書判清明集巻之二 官吏門訳注
名公書判清明集巻之三 賦役門訳注
名公書判清明集巻之三 文事門訳注
著者等紹介
高橋芳郎[タカハシヨシロウ]
1949年生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、北海道大学大学院文学研究科教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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