出版社内容情報
世に悩みの種はつきもの。古今東西の文学や思想、歴史、社会科学の最新知見から、《悩める人間》というテーマにせまります。世に悩みの種はつきものです。一挙解消の妙薬は処方できませんが、古今東西の文学や思想、歴史、社会科学の最新知見から、文学部の講師陣が《悩める人間》というテーマにせまります。悩みについて知れば、人生を豊かにするヒントが見つかるかも。
仁平 尊明[ニヒラ タケアキ]
仁平 尊明
北海道大学大学院文学研究科 准教授
目次
第1章 宗教は悩みにどう向き合うか
第2章 作家はつらいよ
第3章 平安文人官僚の切なる昇進の願い―小野道風と菅原文時
第4章 新しい社会原理の模索―三木清と国体イデオロギーの接点
第5章 書くべきか、書かざるべきか―マーク・トウェインの悩み
第6章 僥倖がもたらした苦悩と絶望―竹取の翁の人生を考える
第7章 是か非か、悩んだ果てに―荘子の悩み
第8章 思考抑制―忘れようとすると逆効果
第9章 学生相談に見る現代若者の悩み
著者等紹介
仁平尊明[ニヘイタカアキ]
1971年生、筑波大学大学院博士課程地球科学研究科修了。博士(理学)。現在、北海道大学大学院文学研究科准教授(地域システム科学講座)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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