内容説明
サニテーションの現状と課題をふまえ、サニテーションの価値を評価する手法と理論を解説するとともに、物質的・経済的価値を高める技術、システム、実践を紹介し、持続可能で価値を生む未来のサニテーションの姿を論じる。
目次
第1部 サニテーションの現状と課題(価値を生むサニテーションシステムの必要性;サニテーションと人びとの暮らし)
第2部 サニテーションの価値を評価する(サニテーションと地域の物質循環の解析;下水道の経営理論と収支分析;環境への排出による水質汚染と失われる価値)
第3部 サニテーションの物質的・経済的価値を高める技術とシステムの事例(し尿・汚水から価値を生む技術の考え方;バンドンでのサニテーションから経済的価値を生み出す挑戦;岩見沢市における下水汚泥肥料利用の事業評価)
第4部 価値を生み持続可能な社会に貢献するサニテーションとは(サニテーションの技術水準上昇と受容する社会の変容への対応;持続可能な社会に接続できるサニテーションの技術;物質的・経済的価値に重きを置いたサニテーション)
技術集(水質分析技術;汚水処理技術;消毒技術)
著者等紹介
藤原拓[フジワラタク]
京都大学大学院工学研究科教授。専門:水環境工学、下水道工学
池見真由[イケミマユ]
札幌国際大学観光学部准教授。専門:開発経済学、参加型開発論、地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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